37.オノマ12
夕食を食べ終えるとレーナちゃんは火を消して辺りは真っ暗になる。何をするのかな? と思ったら今日はもう寝るらしい。そういえば私は野営をしたことないからどんなことをするのかな? と思ったら私の治療をやると言って来た。了承をしたがどんなことをやるのかが分からなくて身構えていた。魔法で何かやったということは分かっているけどどれほど痛いのかが分からなかったから……。
レーナちゃんは私の様子を気にすることなく? もしくは暗くてよく見えていないのかな? とそんなことを思っていると左腕の様子を見たいから服を着ってもいいかと聞かれた。左腕には大きな火傷の痕がある。もしレーナちゃんに見られて孤児院の子達と同じ反応をされたら……。そう考えると私は……。と思いこのままできないの? と聞いた。
「それは、分からないけど怪我の具合をみた方が上手くいきやすいかなと思って……。嫌なら頑張ってみるけど……」
と言われた。レーナちゃんに治療をして貰うのに私の我儘を聞いてもらってもいいのかな? でもあの怪我は……。と少しの間葛藤をしていたけど暗いからそこまでは分からないかもしれない。そう納得をしてレーナちゃんのやりたいようにやってもいいと言った。
レーナちゃんは本当にいいの? 再度確認をしてきたけどやってもらうと決めたから頷いた。
するとレーナちゃんの私の近くに明るい球体を出した。一瞬眩しくて目を閉じたけど少し経って目が慣れた。
「!?」
明かりを出したことで気がついたが暗くて見えないと思ってレーナちゃんのいうことに納得したのにこれじゃあ私の酷い火傷の痕が見える! そう思ったがレーナちゃんは既に服を切り終えてめくっていた。
「!?」
レーナちゃんは私の腕を見て驚いていた。一方私は、レーナちゃんが孤児院のみんなと同じようなことをされると思いどうしよう! どうしよう! と必死に考えていた。
レーナちゃんは真剣な顔で私の方を見て聞いて来た。
「このやけどの痕は、どうしたの?」
私は、メンデスにやられたと何とか答えるとレーナちゃんは顔を顰めていた。もしかしてレーナちゃんも私の腕を見て気持ち悪がっていると思っていたらレーナちゃんの小さな呟きが聞こえた。
「(あいつら殺そうかな?)」
一瞬何が?? と思ったがそれは、オノマ達に対する激しい怒りだった。しかも、顔色を変えることなく言っていたのが少し怖く感じた。でも、私に対して軽蔑するような言葉じゃなくて少し安心していた。




