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36.オノマ11



 その後レーナちゃんは少し荷物を出したかと思ったらご飯の準備をし出した。それから自分下に敷かれているものにも気が付いて恐る恐るアイテム袋を持っているの? と聞いたら頷かれて内緒にしてね? と言われたので頷いた。こんなこと知られたら大変なことになりそうだしね?


 それからレーナちゃんが私に何があったのかを聞いて来たのでレーナちゃんと別れた後のことを話した。するとレーナちゃんは少し予想外みたいな反応をしたのかと思ったら何かに納得したよう仕方ないような表情をしていた。


 そんなレーナちゃんの様子を見ながら、出来事順に話していたとき短剣を返していないことに気が付いて慌ててレーナちゃんに返そうとしたとき右手だけじゃなくて左手も動かないことに気が付いた。するとレーナちゃんは私の異変に気が付いたようで聞いて来たので素直に答えるとちょっと触るよ? と言われて私の左腕を軽く触れた。一瞬痛かったけど本当に軽く触っただけだったのでそこまで痛くなかった。それから短剣を回収してすると続きを聞かれたので最後まで話した。


 そうして私にどんなことが起きたのかを聞き終えたレーナちゃんはというと……。


「あいつら最低ね!」


 と憤っていた。でも、そんなことを言ってくれる人がいて私は少し、嬉しく思った。

 

 それからレーナちゃんにもらい……食べさせてもらった。最初は私に渡そうとしていたけど怪我のことを思い出してようでどうしようか悩んでいたので私が受け取ろうとした。そしたらレーナちゃんが私の前に串を差し出してきた。


「食べていいよ?」


 と言って来た。予想外の事で少し固まっているとレーナちゃんが少し悲しそうにしながら聞いて来た。


「もしかして、このお肉嫌いだった?」

「そ、そんなことないよ!」


 と言って目の前のお肉に齧りつく。


「お、おいしい」

「そお? どんどん食べていいからね?」


 と言ってレーナちゃんも食べ出した。それから1本食べ終わると「もう1本食べる?」と聞かれたので頷くとレーナちゃんが「ほら、あ~ん」といいながら差し出してきた。しかも何か期待に満ちた視線を向けてきていた。何だか恥ずかしくなり、一口食べると俯くという動作を繰り返していた。おそらく夕食を食べ終えたときは顔は真っ赤になっていたと思う……。



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