表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/78

32.オノマ7



 それからしばらくしてオノマの様子が大分落ち着いた。そのときに「今日はお前が俺たちについて来たら他の奴らの事は見逃してやる」と言われた。さきほどあんなことがあったけどそれでも孤児院のみんなを守らないと……。そう思って仕方なく彼の言うことを聞くことにした。

それから装備などの準備をしているときにレーナちゃんから借りた武器を返し忘れていたことに気が付いた。


 今度会った時に返さないと……。そう思い後ろに隠してからオノマの元へ向かった。途中で覗いているルミアと視線があったがすぐに隠れてしまった。


「もう、元には戻れないのかな……」


 そんなことを呟きながらオノマと合流した。その時防具の事を聞かれたがこの前レーナちゃんが言っていた通りに説明した。そのとき何か言われて多少揉めたけど何とかなったと思う。先程のショックが大きくて自分でも何を言ったのかほとんど覚えていないけど武器が無いと言ってとりあえず短剣は受け取ったことは覚えている。その後、他のメンバーと合流してから同じようなことを繰り返してから、今回やる依頼について聞いて森へと向かった。依頼内容はたいしたことじゃなさそうだからすんなりと終わると思うけどさっきのことがあって孤児院に帰りたくない……。とそんなことを思いながら歩いていた。




 森の中では依頼に必要なものを集めたり倒したりして依頼内容は終えたところでそろそろ帰ることができる。そう思った時、いつもと違う気配を感じた。


(なんかよくないことが起こりそう……)


 そんなことを思いながらその気配がした場所に行くとそこにはオークがいた。これは、私達では手に負えないそう思って引き返すことを進言したのだが彼等が「何があったか言え!」と言われて仕方なく先程見たことを彼等に話した。


「それなら狩りに行こうぜ! 最近ゴブリン以外と戦ったことないだろ? たまには違うやつを狩ろうぜ!」

「そ、それはやめた方が……「うるさい!」」


 そうオノマ達に遮られてこれからどうするのかを話し始めた。


「最近Eランクでくすぶっていたからそろそろランクを上げたい。そこで近くにいるというオークを斃せば俺たちの評価も上がると思うけどどう思う?」

「「賛成」」

「それなら行くぞ! お前案内しろ!」

「私達じゃ勝てないよ!」

「そんなことはないだろ! 俺達なら頑張れば勝てる。なぁ? お前達?」

「そうね」

「そうだ」

「そう言うわけだからその場所まで案内しろ!」


 と言われて渋々その言葉に従ってオークを発見した位置まで案内をした。話し合いもろくにしないで倒すことだけ決めて狩りに行くとか無謀過ぎる……。けど私だけじゃあ意見も覆せる訳もなくただ彼等の言うことに従うだけ……。


(私ここで死んじゃうのかな……)


 そんなことを思いながら先程オークが居た場所に着くと木に体を預けて眠っているようだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ