3.過去3
レインと話すようになってそろそろ半年が経とうとしている。あれ以来、彼女と一緒に居ることが多くなり、仲良くなった。まぁ、年が近い子が他にいないということも多少は、あるかもしれないが…。
それと同時に年上の子達は、私に絡んでくることも減っていった。ようやく彼女たちも落ち着いたのかな?と最近では、そんなことを思っていた。
「最近また寒くなったね?」
「うん。もう冬だから仕方ないね」
とレインと話しながら洗濯を干していた。これは、最近の私たちの仕事の一部で他にもいろいろやっている。小さい子達にもあるのだが私たちがメインでいろいろなことをやっている。まぁ、年上の子達は、何もしないからかもしれないけどここ最近大分落ち着いているから前よりいいのかな?とそんなことを思っていた。
その日午後には、雪がちらついていた。
「雪が降ってきたよ」
「本当だね。積もるかもしれないから早めに終わらせようか?」
「分かった」
そう言って私とレインは、二手に分かれて作業を急いだ。それから雪が積もり始めた頃には、何とか外での作業を終えることができたのでレインが作業している場所に向かった。
まだ作業が終わってなかったら手伝うためだ。
そうしていつも作業をしている辺りに行ったがそこにはレインは、いなかった。
「あれ?もう作業終わったのかな?」
そう思って家の中を探したがレインを見つけることができなかった。もしかしてすれ違ったのかな?そう思ってもう一度外でレインを探した。
見つからないなぁ。と思って孤児院の裏側を見に行こうとしたらその方向から声が聞こえた。
「!この声は…」
と急いでその現場に向かうとレインが倒れていた。そこから少し離れたところには、今まで大人しくしていたはずの年上の子達その場を去っているところだった。間違いなく彼等がこの件に関係していると思ったがここで文句をいったら時間が取られると思ってレインの元に駆け寄った。
「レインちゃん!」
そう言ってレインに声を掛けてみたが反応が無かった。どうしよう!?
「と、とにかく暖かい部屋に連れて行かないと!」
そう思ってレインを触るととても冷たい。と、とにかく急がないと!と思い暖かい部屋に運んだ。運び込んだ後は、毛布を持って来てレインを包む。それから、院長先生の元に行って事情を話すと院長先生が急いで戻ってレイン容体を確認していたがいい状態ではないためそのまま近くの治療院でも見てもらうことになって運ばれていった。




