17.レーナ2
水を飲み終わると食べ物や飲み物のお礼を言ってから自己紹介をした。彼女の名前を知れないかな?そう思って名乗ったら彼女も名乗ってくれた。名前は、レーナというらしい。
彼女の名前を呼ぶと彼女も私の名前を呼んでくれた。「ユア」と呼んでくれた。そう呼んでくれたのは、レインちゃん以来かも?と思って少し嬉しかった。
それからレーナちゃんが私の目を見つめてきてどうしたのかな?と思っていると私と彼等について聞かれた。こんな事話してもいいのかな?そんなことを思いながらパーティの事について話そうと思っていたけどそのまま私の過去や住んでいる場所などいろいろなことを話していた。こんなことレーナちゃんに話しても困るかもしれないと思ったことに気が付いたのは、全部話してからだった。
『しまった』と内心思っていたけど全部話してからじゃあ遅いレーナちゃんは、どんな反応をするのかと思って様子を見るとレーナちゃんが暗い顔をしていた。どうしよう、どうしようと考えて私のことを気に掛けている人もいるから大丈夫だよというとレーナちゃんの様子が少し和らいだ。
それからレーナちゃんは、私のことを心配していたけど彼女が彼等に巻き込まれたらと思って何もしなくても大丈夫だよと言った。それでも私の体の事とか心配していたから毎日彼等と行動しているわけじゃないよ?というとレーナちゃんは、驚いていた。もしかしてずっと彼等に振り回せていると思われていたのかな?と思ったけど彼等といるときは、振り回されているからあながち間違ってもいないかも…と思った。
「休みの日は、何しているの?」
そうレーナちゃんに聞かれたので休みの日は、何をしているのか教えたら「それで疲れは、取れているの?」と聞かれてよく寝ているから大丈夫だと思う。そういう事を伝えても不安そうな眼差しを私に向けていた。
そんなことを話しているとそれなりに時間が経っていることに気が付いて戻った方がいいかも?という事を伝えるとレーナちゃんに謝られてしまった。私も自分の過去のことを話したことを謝ったがレーナが無理やり聞いた私も悪いと言ったので私は、聞いてもらえてすっきりしたと言うとそれならよかったと言って微笑んでくれた。それから彼等のいる所に戻った。
それから彼等がいる近くまで戻ると彼等は、頭を寄せ合って何かを話していた。もしかしてまたなのかな…とそんなことを思っているとレーナちゃんが「どうしたの?」と私の様子を伺っていた。
何と答えればいいのかな?と言い淀んでいるとレーナちゃんは、何かを感じたようで「私にできることなら手伝うよ?」と言われた。けど彼等のことでレーナちゃんを巻き込みたくないなぁ。と思っていると先程私と話していたことが原因なのかもしれないと気にしていたのでそんなこと無いよ?と意味も込めて前のパーティのいざこざについて、とその人達は、悪い人では、無いと思う。という事を言うとレーナちゃんにオノマ達の言っていることを信じない方がいいと言った。まさかの返答に驚いていたが彼等だと人の悪いところしか言わないと言い切られて若干引き気味になってしまった。
レーナちゃんも私の様子に気が付いていたようだがそのままいろいろなことを言ったけど聞いていて納得する部分もあった。全部そうしないといけないと言うわけじゃないけどレーナちゃんの話を聞いて確かにオノマ達は、嘘をつくかも知れないと思った。今までは、人の事を疑っちゃいけないと思っていたけどレーナちゃんの話を聞いて視野を広く持たないと良いか悪いかわからないと言うことが分かりいろいろ聞いてちゃんと判断しないといけないと思った。もし誰かに聞く機会があればオノマ達が揉めていたというパーティについて聞いてみようとそんなことを決意した。




