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14.過去14



 それから孤児院に戻るとみんなに心配されたが「大丈夫」と言っていると院長先生に呼ばれて何があったのか説明をした。院長先生は、渋い顔をしていたが私が冒険者ギルドで戦闘訓練を受けに行くことに納得してもらえた。


 それから左腕と右掌のやけどを見てもらったがあまりにも酷かったので治療院連れられて治療をして貰った。恐らくこれで悪化することは、無いと思うけど腕の痕は、そのまま残ると言われた。けど掌は、それほど酷くなかったからほとんど残らないと言われが…。


 まぁ、あれだけのことがあって、左腕だけで済んだことは、良かったのかもしれないと思った。


 それから孤児院に戻ると。


「ユアお姉ちゃん!」


 と言って女の子がこっちに向かって飛び込んできたので私は、その女の子を受け止めた。


「おっとっと」


 と思ったより勢いがあったからちょっと危なかったが何とか受け止めることができた。


「ルミアどうしたの?」


 そう聞くとルミアは、顔を上げると目に涙を浮かべていた


「ユアお姉ちゃんがもう帰ってこないかと思った」

「そんなことは、ないよ。だから泣かないで?」


 そう言いながらルミアの涙を手で掬った。


「だってレインお姉ちゃんが帰ってこなかったから…」


 そう言っていた彼女をあやしていた。




 それからしばらくの間彼女をあやして大分落ち着いて来た。


「もう大丈夫?」

「うん!ありがとう」

「どういたしまして」


 とそんなことを話していたが彼女にお願いしないといけないことがある。けどこのまま彼女に伝えても大丈夫かな?と少し不安になっていた。


「どうしたの?」


 と聞かれて彼女に心配されていたらいけないそう思って話すことを決意した。


「ちょっとルミアに言いたいことがあるの」


 と言って冒険者になったことや訓練をしに行きたいと考えていることを話した。


「それでルミアに少しお願いがあるのだけどいいかな?」


 そう私が聞くとルミアはすぐに返事を返してきた。


「私にできることなら何でもするよ」


 と私の目を見ながらそう言ってきた。


「それじゃあお願いするけど今、午前中にやっている作業を基本的には、1人になっちゃうけどお願いできるかな?負担が大きくなるかもしれないけど」

「それくらいなら私にもできると思う。だからユアお姉ちゃんは、頑張って来て?」

「ありがとう」


 そう言ってルミアの頭を撫でてあげると彼女は、照れながら気持ちよさそうな表情をしていた。

 そうして冒険者ギルドの戦闘訓練に参加することになった。




 それからの日々は、朝早起きしてから途中まで一緒に仕事をしてギルドの訓練場に行くのが日課となった。結局ほぼ毎日通うようになってそれなりに上達していると思う。それとエレナさんのおかげかオノマ達とは、会うことが少なかったため何とか外に連れて行かれることなく過ごせていた。



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