13.過去13
私は、その話を聞いてギルドが行っている戦闘訓練に参加してみようと思っていた。彼等から逃げようと思っても最終的には、外に連れて行かれると思ったからそれならいっその事ちゃんと戦えるようになった方が自分の為になるかもしれない。そう思ったから戦闘訓練に参加しようと思った。けどそれには、問題がある。孤児院の仕事についてだ。
今は、私の次に年上の子に仕事の仕方を教えながらお手伝いしてもらっている。その子に頼めばできなくは、ないと思うけどやってくれるかが心配だ。他にも下の子達を見てもらっていたりするからその子の負担が増えてしまう。とそこまで考えて時間帯を聞いていないことに気が付いた。
「因みにですがギルドが行っている戦闘訓練は、いつ行っていますか?」
「それは、日が昇ってからしばらく経ったくらいからお昼までです。基本的には、毎日やっていますが全部参加しなくても問題ありません」
それなら孤児院の仕事に差し障りないかもしれない。でも一応、教えている子にも確認を取って置こうと思った。
「私ギルドの戦闘訓練を受けたいと思います」
「本当にそれでいいの?」
とエレナさんが確認の意味を込めて聞いて来たので私は、力強く返事をした。
「はい」
「…分かったわ。できる限り彼等と会わないようにサポートしようと思うけどあまり期待は、しないでね?」
と言われて少しだけ驚いた。
「そんなことしても大丈夫ですか?」
「それくらいなら大丈夫だからあなたは、自分のことだけを考えて?」
「…分かりました」
「他に何か私に聞きたいことある?」
「それなら冒険者ギルドの仕組みとか注意事項とか聞きたいです」
「?それってギルドに加入したときに説明されなかった?」
とエレナさんが不思議そうに聞いて来た。確かに説明は、しようとしていたけどオノマ達が説明すると言ったから聞くことができなかったからね?
「それは、説明しようとしていたところをオノマ達が「俺達で説明するからいい」と言ったから結局聞けていないです」
「彼等は、そんなこと言っていたの…。分かったわ、これからギルドについて説明するわ」
エレナさんは、オノマ達の発言に呆れながらもギルドの仕組みなどいろいろ説明してもらった。
「説明は、これで終わりだけど何か聞きたいことは、ありますか?」
「だ、大丈夫です」
と長い説明をようやく聞き終えた。今の話どれだけ覚えることができたのかが不安だ。そう思っていた。
「まぁ、一度に全部覚えることは、難しいと思うから分からないことがあったらまた聞いてくれればいいからね?」
エレナさんのその言葉を聞いて少し安心した。
「はい、その時は、お願いします」
それからは、当たり障りない話を少ししてエレンさんと別れた。




