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ひとりぐらし  作者: inuko
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くつくつふつふつ

鍋の煮える音

蓋を開けた時の部屋に広がる

美味しそうな香りと水蒸気


皆で食べるお母さんの作った料理


日常っていいな

普通って素晴らしい


そんな日がずっと続く事はなく

私は大人になり家を出る事になった。


慣れない仕事に振り回され

ご飯は1人分だから

スーパーの見切り商品買う方が経済的だから

そうやって理由を付けて

自炊なんてしなかった。


「かぜひいた」


独り言

部屋には勿論自分以外誰もいない

仕事以外で喋る事も無いんじゃないかな

久し振りに声を出した気がする


熱が高いし頭もボンヤリする

薬は常備なんかしてるはずもなく

コンビニに買いに行くのも

面倒だ


会社に休む連絡しないと

こういう時メールで済むのって助かる


とりあえず、眠って体力を回復させてから

薬にしろ何にしろ買いに行くか



おやすみなさい

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