5話:最初の神聖な冒涜(聖地制圧)
ーー 聖典議会への挑戦状
武器商人ゼノンから奪った莫大な資源と、アヤメの古代知識により、俺の『キャバクラ建設』は次の段階へと進んだ。ターゲットは、聖典議会の権威の象徴であり、この世界の魔力供給の心臓部である「聖地エル・グラディス」に存在する古代魔力炉心だ。
アヤメ:「サトル様。聖地エル・グラディスは、『神聖帝国』の首都にある最重要防衛拠点です。通常の手段では侵入はおろか、近づくことすら不可能です。しかし、私の『遺跡の支配』チートによれば、地下に『緊急時用の裏口』が……」
俺:「裏口? 無駄だ。警備兵や防壁を、一つずつ『存在しない』と定義するのは時間がかかる」
俺は地図に描かれた聖地の中心を指差した。
俺:「最も効率的なのは、聖地全体、そしてその中にいる人間すべての『存在の定義』を一時的に『無力化』することだ」
ハルカ:「そ、それは……聖典議会に対する、全面戦争の宣戦布告です……!」
俺:「戦争ではない。支配だ。そして、俺の辞書に冗談はない。ハルカ、お前は周辺の警備の配置をゲーム知識で予測しろ。アヤメ、お前は魔力炉心への最短の支配ルートを計算しろ」
ーー 世界の心臓の書き換え
アヤメの知識とハルカのルート予測により、俺たちは厳戒態勢の聖地の真下にある、古代遺跡のコア部分へと瞬時に移動した。
目の前にそびえ立つのは、巨大な古代魔力炉心。ここから供給される膨大な魔力が、聖典議会の魔法や権威を支えている。
アヤメ:「サトル様……この炉心を『遺跡の支配』で乗っ取ることは可能ですが、完了までに最低でも一時間かかります。その間、この世界の魔力バランスは一時的に崩壊するでしょう」
俺:「一時間も待てるか。三秒だ。そして、崩壊ではない。書き換えだ」
俺は炉心全体を見渡し、能力を全開にした。覚醒後、初めての広範囲かつ複雑な定義の上書きだ。
俺:「古代魔力炉心、その存在の定義を『聖典議会の所有物』から『サトル・タナカの所有物』へと上書きする」
ドォォン!!
一瞬の静寂の後、世界が震えた。聖地全体を覆っていた光の防壁が消滅し、聖職者たちが唱えていた魔法が一斉に霧散した。聖典議会の建物の上空には、俺の魔力によって黒い炎の紋章が刻まれる。
ハルカ:「ま、魔力が……! 王都全体の魔力供給が一時的に途絶しました……!」
アヤメ:「計算外……! 三秒で世界の心臓を書き換えたなんて……! 彼の力は、もはや物理法則ではない……!」
ーー 宣戦布告と支配の開始
俺は、崩壊した聖地の上空に「存在の定義」で巨大な立体映像を投影した。そこに映し出されたのは、冷たい黒いコートを纏い、冷酷な眼差しを向ける俺の姿。
この映像は、魔力炉心の書き換えによって、世界中の聖典議会の支部に強制的に映し出された。
俺:「この世界の支配者である聖典議会と女神よ、よく聞け」
俺の声は、世界中の人々の脳裏に直接響き渡った。
俺:「お前たちが『肉』と呼んだ男、サトル・タナカだ。これより、お前たちの邪悪なシステムは終わりを告げる」
俺は冷徹に言い放った。
俺:「世界の心臓は、今この瞬間、俺の支配下に置かれた。これから、お前たちの権威、魔力、すべてを奪い、最高の楽園の礎とする。抗う者は、存在を定義して消滅させる」
こうして、冷酷な支配者サトルは、全世界に対して宣戦布告を行った。この日、世界は最高の復讐者の存在を知り、恐怖に震えることになった。
お読みいただきありがとうございます。
ブックマークや下の☆☆☆☆☆にて評価いただけると嬉しいです。




