3話:最初の支配と次の獲物(資源)
ーー 無慈悲な整頓
ハルカを地下牢から解放した俺は、まず身なりを整えることにした。ハルカは制服姿で、俺のコートは血と塵で汚れている。
(内心:『キャバクラ』のスタッフがこんなボロを纏っているようでは、俺の威厳に関わる。最高の楽園には最高のユニフォームが必要だ)
俺は「存在の定義」の能力を使い、自分とハルカの服を再定義した。黒いコートは一瞬で汚れが落ち、ハルカの制服は、黒を基調とした、機能的かつ露出度の高いユニフォームへと姿を変えた。そして、能力で金貨百枚をポケットに出現させる。
ハルカ:「ひゃあ……!」
ハルカは露出度の高い服に顔を赤らめたが、すぐに頭を下げた。
ハルカ:「お、お美しい……サトル様が私を『商品』として最高の状態に定義してくださったのですね……!」
(内心:チョロい。 だが、この絶対的な服従と自己暗示こそが、今の俺には必要なものだ。感謝や愛情ではなく、恐怖と支配で結ばれた絆……これこそ裏切られない最高のハーレムだ)
俺:「いいかハルカ、これがユニフォームだ。そして、俺の目的は、この転生者狩りのシステムを根底から破壊することだ。そのために必要なのは情報と力、そして優秀なスタッフだ」
ーー 世界の仕組みの解読
俺はハルカを連れ、この「転生者狩り」がどのように機能しているのかを知るために、近くの図書館へと向かった。「存在の定義」能力で、図書館の扉は鍵を外され、誰も俺たちに気づかない。
俺は能力を使い、膨大な量の歴史書や文献を頭に流し込む。数秒後、この世界の真の構造が理解できた。
(内心:チッ……やはり女神はグルだった。転生者の肉は、この世界の支配者である『神聖帝国』の貴族や教会の生命維持と魔力増幅に使われていた。そして、転生者を誘導・管理しているのが、この国の最高意思決定機関『聖典議会』か)
俺:「ハルカ。俺のキャバクラの最初の敵は、『聖典議会』だ。あいつらを潰し、支配権を奪う」
ハルカ:「聖典議会……この国の全てを司る機関……サトル様……ご冗談を……」
俺:「冗談ではない。俺の辞書に冗談はない。だが、その前に情報源と金脈を押さえる。ハルカ、お前はこの世界に詳しいか?」
ハルカ:「あ、私は……日本で歴史オタクだったので、この世界のゲームの知識が少しだけ……」
(内心:ゲーム知識か。あのチョロかった俺と同じタイプ。だが、今は役に立つ)
俺:「よし。この街には、聖典議会に繋がる秘密の金脈を持つ武器商人がいる。そいつの金を奪う。お前はゲームの知識を使い、効率的なルートを示せ。これがスタッフとしての初仕事だ」
ーー 次のターゲットと新たなスタッフの影
ハルカのゲーム知識と俺の「存在定義」による情報収集で、俺たちは次のターゲット――武器商人『ゼノン』の居場所と、彼が抱える闇の資源を特定した。
ゼノンは、裏で転生者狩りの武器を供給し、さらに古代遺跡の知識を持つ一人の凄腕の女性学者を奴隷のように扱っているという情報も得た。
俺:「ゼノンの持つ金と資源、そしてその学者。すべて俺の『キャバクラ』に必要なものだ」
ハルカ:「学者の……女性……ですか?」
俺:「そうだ。彼女は『遺跡の支配』というチート級の知識を持っているらしい。最高のスタッフになるだろう」
俺の冷たい瞳は、ゼノンのいる王都方面へと向けられた。最高の復讐者と最初のスタッフによる無慈悲な世界支配は、まだ始まったばかりだ。




