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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

パチンコで負けたら寿司を食え

タイトル以上の内容はありません。

パチンコで負けた。金額は想像に任せる。ただ、私にとっては、帰り道に放心するぐらいには後悔する額だった。なぜあそこでやめなかったんだ。むやみに投資額増やすなよ。


3日前に勝ったとき、調子乗って友達に飯奢んなければよかった。あれ、今からでもなかったことにできねぇかな。


ちなみに、3日前と合計しても余裕でマイナスである。


まあ、そんな放心状態の帰り道、回転寿司が目に入った。普通に考えれば、まず入らない。負けたのに、さらに出費を増やすのだ。馬鹿げている。だが、私は今普通ではないのだ。そう、私は今マイナスの状態なのだ。平常時が0だとしたら、今は-100ぐらいだ。ならば、自分で自分の機嫌を取らねばならない。だから、回転寿司の店に入った。


店に入り、茶をしばき、寿司を頼む。マグロ、サーモン、エビ、イカ――

わさびを入れ、合間にガリを忘れずに。


気が付けば、私の腹は満たされていた。

マイナスから抜け出せたかはわからない。しかし、この満足感だけは覆しようのない事実だった。


会計は1980円。お手軽だ。

パチンコで負けてなければ、これ何回食えたかな。


少しだけ回復したメンタルで、やはり放心状態になりながら帰る。イヤホンからは、ランダム再生で流れてきた「みむ〇〇わナイストライ」が流れている。今の自分にはお似合いだった。


どんなに負けたって気持ちが負けたらダメになってしまう。

だからさ、パチンコで負けたら寿司を食え。

家賃とか公共料金に手を付けるあたりからパチンコは面白くなってくるよね。

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