表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虹色硝子  作者: 猫目aka
1/3

プロローグ

空気が凍てつく、とても寒い夜のことだった。

しんしんと雪が降り積もる中、熱を持っていたのは親を亡くした私と、私が持っていたランタンだけだった。あの戦いで私以外唯一生き残った幼馴染もいなくなってしまった。家族、友、住む場所、感情、生きる意思。全てを失った私にとって、自らの体の熱を奪っていくこの雪はむしろ幸運だった。

ああ、やっと死ねる。やっと父様と母様に会える。そう思っていたのに。

「どうしたの、君」

もしもあの時、差し出された手を取っていなかったら、私は今頃どうなっていただろうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ