第1話 「兎達の楽園」
私は今人生で最も最悪な場面に直面している。
「マリア、ターゲットは始末したよ。だけど今目の前にリストに書かれていない娘が居るけど、どうする?」そう言いながら、彼女は私に銃口を向けながら、冷たい視線を送っていた。
2時間前、、、
「おい!小娘今日からお前は俺の所有物だ!恨むんならお前を残してくたばった親父を恨みな!」
私は今日この男へ売られた、私の父はこの街有数の資産家だった、だが2週間前に父は殺された、父は政財界や裏社会にも通じており、その人脈のおかげで財を成したのだが、その分父をよく思わぬ者も多く、そのせいで父は消されたのだ。
「お父さんは悪くない!この街の為に多くの事業を起こしてきたは!悪いのはそんなお父さんが気に食わないあなた達じゃない!」そう言って私は目の前の男を睨み付けた。
「威勢のいい女は嫌いじゃ無いぜお嬢ちゃん!」と
男は不敵な笑みを浮かべた。
「だがな、これからのお前の仕事は俺が満足するまで
楽しませる事だ、まあ最初のうちだけさ、今までの女達だって薬漬けにしちまえば、薬欲しさにアソコをビチョビチョにしながら雌犬のように縋りついてきたぜ!お前は何日もつかな?」
男はそう言って私を舐め回すように見て笑っていた。
1時間後、、、
私は男の屋敷へ連れて行かれ部屋へと、閉じ込められた。
「俺は、少し仕事が残っているんで席を外す、だが帰って来たらお前を可愛がってやるよ、今夜は寝かさんからな」と下卑た笑みを浮かべて去って行った。
「誰があんな汚い男の相手なんてするもんですか!」
そう言って私は、脱出出来ないか部屋を調べたが、完全に密室になっており、外の窓には鉄格子がしてあった。
「でもこの鉄格子外せるかも、」そう言って私は、部屋にあった、あの男の玩具で鉄格子を壊そうとした。
「よし、あと少し!」以外にも鉄格子は脆く、隙間に玩具を入れて外して行きそして、「外れたは!これで脱出できる!」だが、鉄格子が外れた瞬間ドアが開きあの男が帰ってきた。
「何逃げようとしている!お前は今からたっぷり調教してやるからな!」と私は窓から無理矢理引き剥がされ、無理矢理ベッドに倒された。
「観念しろよ!ちょっと待てよもしかして、お前バージンか?」と男が言う。
「だったら何よ!嫌、離して」抵抗虚しく私は男に抑え付けられ、その状態から服を引き裂かれ、胸があらわになる。
「バージンの癖にいやらしい身体しやがって!今から俺がお仕置きしてやるよ!」そう言って男が私の胸や首、そして腹を舐め回す。
「ん、この変態野郎離せよ」と私は泣きながら言うが男は余計興奮して激しくなるそして、「今から、俺の息子をお前の穴にぶち込む、お前の初めての相手は俺になるんだ!よく見ておけよ!」
そう言って男が入れようとした瞬間、ドン!とドアが蹴破られた。
「あれ、もしかしてお楽しみ中だった?」と一人の少女が入って来た。
「何だお前は!?今日はフッカーを呼んだ覚えはないぞ!」と言う。「私はフッカーじゃないよ、それに私はボスとしかしたこと無いよ」と静かに答えた。
「ふざけやがって!よくも俺の楽しみの邪魔をしたな?お前も来い!よく見れば、背はチビだが胸と尻はそこそこあるしな、二人まとめて可愛がってやるよ」
そう言ったが彼女は静かに銃口を男に向けて「お断りだよ、豚野郎!」そう言って男の脳味噌をぶち撒けた。
そして、冒頭に至る、「私を殺すの?」と答えると。
「待って、て今ボスに確認する」と言った。
彼女の見た目は小柄で髪は綺麗なブロンドの髪をショートカットにしておりそして髪を一本だけ三つ編みにしており、顔も幼さが残る美少女であり、服装は黒いノースリーブ1枚と黒いレザーズボン、そして、胸とお尻が私より少し大きかった。
「マリア、この娘どうやらターゲットが関わっていた資産家の娘みたいだよ?」
「え?うん、見た目?」と私を品定めする様に見ると
「髪は黒髪で顔は強気な感じの美形で、背は170前後で私より10センチ位高くて、え?胸とお尻は私より少し小さいかな、」と恥ずかしそうに言った。
「それじゃあ、うん分かった、その話は帰ってからね、それじゃあ」と言って電話を切った。
「君名前は?」そう聞かれ「私はソフィア、ソフィア•ルチアーノ」と答えた。
「着いたよソフィア、ここが私達の拠点バニーズ•ガーデンよ」と言った。
「私の名前はレナ、今から私のボスに会ってもらうよ」と言われた。「貴方のボス?もしかして私また売られるの?」と言ったが「大丈夫、私のボスはそんな事しないよ、むしろ君見たいな可愛い子が大好きでね、食べられちゃうかもね」とサラッとと言った。
「食べられる!?それってつまり、カニバリズム的な意味じゃなくてよね?」と言うと。
「うん、エッチな意味だよ、私も最初は躱してたんだけど、とうとう一ヶ月前に、バージンを捧げちゃったんだ」と言った。
「ええ!?それってつまり、女の子同士で?」と聞くと、まあそうね、そう言ってレナは恥ずかしそうにしていた。
「まあでも、私達の店は皆ボスの女達だから皆抱かれているよ、まあ一種の通過儀礼だね」と軽く言った。
そして私はそのボスと対面する。
「今帰ったよ、ターゲットは始末したし、この娘を拾ってきたよ」とレナが紹介するといきなり隣に居たレナに誰かが抱きつく。
「待っていたよ!私のレナ!さあ、またあの日の熱い夜の続きをしようじゃないか!」と赤毛の変態がレナを抱きしめていた。
「姉さん!嬉しい気持ちは分かりますけど、レナちゃんから離れて下さい!お客様がみてますよ?」ともう一人の赤毛の女性が言った。
「そうだったね、取り乱してすまないついあの日の事を思い出しちゃってね」とレナに抱きついて居た、赤毛ポニテールの変態が私達に向き合った。
「初めまして、私がこのバニーズ•ガーデンの主、
マリア•ウォーカー、そしてこっちが私の妹兼マネージャーのアンナ•ウォーカーだ」と挨拶した。
「君のお父様の件は調べたよ、とても傷ついたよね」と優しく言ってくれた。
「所で君は行くあてはあるのかい?」と聞かれ。
「私は幼い頃に母を亡くし、父が男手一つで私を育ててくれました。しかしその父も殺され、私もあの男に売り飛ばされました。なので私は、天涯孤独の身です」と言った。
「そうか、ならうちで働かないかい?」とマリアが誘ってくれた。
「実を言うとそこに居るレナも3年前に同じ様な経緯で入ったんだ、あの頃のレナも可愛いくてね、私は一目見た時に、ぞっこんでね、そして3年間口説き続けて、やっと1ヶ月前に私はレナを部屋に呼んで、そして」と言いかけたが隣に居たアンナと私の隣に居たレナに引っ叩かれた。
「痛いな、アンナだけならまだしも、レナ?何で君まで?」とマリアが言うと「流石に恥ずかしいから」とレナは照れながらそして「このバカ姉!やっぱりあの時に塞いでおくべきでしたね!」とアンナに怒られていた。
「ごめんないね、不肖の姉に変わって私が説明するね」と言われ「率直に言うと、貴方レナの相方になって欲しいの」と言われた。
「相方?私が?」と答えると。「相方と言っても、殺し屋の仕事はレナに任せるは、貴方はレナの身の回りのお世話と、レナの通常業務のお店の掃除を手伝ってもらいたいの」と言った。
「通常業務は、分かりましたがレナのお世話って?」
と返すと「レナはかなり多忙でね、さっき説明した業務に加えて、そこのバカ姉の相手もしなくちゃいけなくて大変なの」と言うとマリアが、「ちょっと待ってくれよ!私とレナはまだ一回しか愛し合っていないんだぞ?これがどれだけ切ないか分かるかい?あの時のレナは私が攻めるたびに、泣きそうになりながら私にキスを求めて来てそれで」と続きを言う前に顔を赤くしたレナに殴られた。「見ての通り、バカ姉がいつも余計な事言うから、レナちゃんも常に気を張っていて疲れているの。だから貴方がレナちゃんと一緒の部屋に住んで、家事を手伝って欲しいの」と言うと「ええ!羨ましいな!なら私も混ざって3人で愛し合おう!」
そう言ったが、私とアンナは無視して「分かりました、それでお願いします」そう答えた。
これが私とレナ、そして変態オーナーのマリア
そして頼れるマネージャーのアンナとの出会いだった。
第1夜「完」
第2夜に続く