表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/163

聖女ちゃんと牛乳パック。

 食べながら話をする。


「この角どうしようかねぇ?」


 黒いでかい邪魔である。しまってもらうのだとするとまた魔力のある場所を探さなければならない。


「そう言えば昨日『Life』行った時、すぐそばにお地蔵さんがあったんだけど、魔力とかなかった?」


「……わからない すくなくとも きづかなかった」


 うーん、規模の問題なのか、そもそも神社なのか、神社でもお稲荷さんはいけるのかダメなのか。……そもそも三谷八幡の横にお稲荷さんあるけど何も言及されなかったからなぁ。ダメそうかなー。


「どこか別の神社行って試すにもこれ持って移動はなぁ……」


 ツェツィリーちゃんは頷く。車でもあれば別かもしれんが当然ここにはない。


「加工は?」


「はがねより かたい つの」


 話を聞いていると魔力を使って加工していく技術が向こうにはあるらしい。

 旋盤とかウォーターカッター的なものでなんとかなるのかもしれんが、こんなもの当然表には出せないわけで……。

 結局のところ。


「とりあえず置いておくしかないか」


「はい……」


 俺は残った牛乳を箱を潰しながら飲み干し、そのままゴミ箱に捨てる。


「ご馳走様」


 ツェツィリーちゃんは残った牛乳を箱を潰しながら飲み干そうとして失敗し、牛乳を顔に被る。


 びゅっ。


 びくりと眼をつぶったツェツィリーちゃんの長い睫毛にかかり、鼻筋からくちびるへと垂れていく。


「ひゃっ!…………ふえぇぇ」


 ……なぜなのか。


 俺はため息をつき、ティッシュを箱から引き抜いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i521206
― 新着の感想 ―
[良い点] 『びくりと眼をつぶったツェツィリーちゃんの長い睫毛にかかり、鼻筋からくちびるへと垂れていく。』 白い液体が…… ところで、液体と体液って似てますけど大違いですよね。
[一言] ありがとうございます。 >「ご馳走様」
[一言] >「ひゃっ!…………ふえぇぇ」 エッッッッ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ