聖女ちゃんとお家に帰る。
人の多い通りをできるだけ避けてアパートに戻る。
特に階段がヤバかった。重い。
玄関前で1度おろし、ガチャガチャと鍵を開ける。
「やれやれ、帰ってこれた」
「うう もうしわけない」
…………どこに置こう。
部屋の片隅に立て掛けておくが、逆の隅にはツェツィリーちゃんの銀の杖が置かれていて混沌としていること甚だしいな。
ちょっと汗かいた……。
とりあえず1回戻ってきたし、洗濯ものを洗濯機に突っ込んでから休憩にしようか。
だがまずは冷蔵庫から氷とお茶のボトルを取り出してグラスに。
「はいツェツィリー」
「ありがと きょーすけ」
2人でベッドに並んで座り、お茶を飲む。
軽く汗ばんだツェツィリーちゃんののどが、こくこくと動くのがなにやらエロい。
俺はお茶を一気に飲むと、出しっぱなしだったちゃぶ台の上に置き、台所へと向かう。ポケットのミニタオルを水で濡らして絞って彼女に渡す。
「はいよ、汗ふいちゃいな」
「ありがと」
ツェツィリーちゃんも飲みかけのお茶をちゃぶ台の上に置くと、タオルで顔を拭った。
「つめたい きもいい」
水でぬらしたからね。
彼女はそのまま首筋を拭き、Tシャツの襟を持ち上げて鎖骨のあたりを拭う。
んぐっ。
そして左手でTシャツをおなかくらいまで捲り上げると、右手をシャツの中に突っ込み、胸を拭い出す。
あー……下乳とか谷間に汗がたまる的な。もにゅもにゅと押し上げられ変形するおっぱい。
ツェツィリーちゃんは拭い終えると、硬直している俺にありがと、と言ってタオルを手渡した。