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聖女ちゃん被せ気味に食いつく。

 食パンとあんパン、チョココロネを持ってレジへ。

 あんパン散歩中に食べるかな?小さいパックの牛乳も2つ買う。

 笑いを堪えているような店員さんのもとへ。店員さんが俺に話しかける。


「か、可愛い方ですね」


「ツェツィリー可愛いねって」


「ありがと」


 むふー、と満足げな表情。


「彼女さんですか?」


「いや「はい!」」


 ……被せ気味に食いつかれた。

 んぐ、店員さんに笑われておる。ツェツィリーちゃんはドヤ顔だ。


「また来て下さいねー」


 会計を済ませ店を出た。ツェツィリーちゃんは店員さんに手を振り、そし右手を差しだしてきたので、左手で握る。俺の右手にはパンの袋。

 店員さんとか店内のお客さん見てる目の前で手を握らされるとか羞恥プレイか。ぐぬぬ。


 アーケードの南端へ。この先は住宅地だが、いくつか通り沿いに店がある。そしてそのまま真っ直ぐ歩くととなり駅の西小山の方に出る。


 右手にはまた線路だったところが地下になり、元の土地が遊歩道となっている道がある。

 そちらでも歩こうかと思い、ツェツィリーちゃんに声をかけようとしたところ、彼女は真剣な表情で逆側、左手に目を向けていた。違うな左斜め前?


「どうかした?そっちが気になる?」


 ツェツィリーちゃんは頷き、左手でそちらを指さした。


「あっち いきたい」


「もちろん良いよ。散歩なんだし」


 全然構わないんだけど、あっちは普通に住宅地だけどな、何か気になるようなものあっただろうか?

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i521206
― 新着の感想 ―
[一言] 1 聖女ちゃんはこの世界の住宅が珍しい 2 住宅街の家の前に目を引くものがあった 例 信楽焼のたぬき
[一言] >「いや「はい!」」 既成事実を作っていくぅ!!ww
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