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聖女ちゃんが手料理食べる。

 ちゃぶ台をまた引っ張り出し、皿を並べていく。


 ツェツィリーちゃんが盛り付けたサラダ。

 そして深めの皿に盛ったスパゲティ。そこにきのこスープを麺が浸るまでかけていく。上からは刻んでもらった大葉をのせる。

 後はバナナを細かくカットして小さな皿に、上からヨーグルトをかけたもの。

 スプーンとフォークを出してと。ドリンクはアイスティーでいいか。午後の紅茶、無糖をグラスに注いでいく。


 おお、朝からちゃんとした感じじゃないか。


「はい、準備できましたー」


「できたー」


 ツェツィリーちゃんがぱちぱちと手を叩く。

 ちゃぶ台に向かい合って座る。


「さ、麺がのびる前に食べよう。いただきます」


 ツェツィリーちゃんが神と俺に感謝の言葉をつげるよう祈ってから、いただきます、と言った。

 俺はそれを待って、スパゲティに手を伸ばした。先にスプーンでスープを一口……うん。きのこと麺を絡めて食べる……塩加減も茹で具合も久しぶりにやったにしては良く出来てるな。


 ツェツィリーちゃんを見る。


 ……もぐもぐもぐもぐ。


 うむ。美味しそうに食べてる。

 目が合う。


「おいしい!」


「そりゃ良かった」


 うへへー。

 美味しそうに飯を食べる女の子は可愛い。


「きょーすけ すごい おみせみたい!」


「昨日の『とすかーな』?」


 こくこく。

 ツェツィリーちゃんは頷く。


「いや、ああいう美味しいミートソースとかは作れないからね?」


 ミートソースとか1度だけ挑戦したことあるけど超大変だからね……。


「でも これも おいしい」


「うん、これならいつでも」

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i521206
― 新着の感想 ―
[一言] >美味しそうに飯を食べる女の子は可愛い。 わかる!!!!!(クソデカ声)
[一言] きょーすけ偉い。 一人暮らしは7年やったけど、まともな朝食作った記憶はない。
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