聖女ちゃんパンツを渡す。
布団カバーに洗剤をつけ、布で挟んで叩いたり揉んだりしているとだんだん血痕が薄れてくる。とりあえず使えるくらいにはなりそうかな。
「おねがい します」
「はい」
ツェツィリーちゃんは部屋から籠手とブーツを持ってきた。
これは金属部分に血がついてる感じだから手入れできそうかな?浴室の隅に置く。
「こちらも です」
「うん」
入り口のカゴから背中側が血に染まった青い法衣を渡してきた。受け取ると中から白い布が2枚こぼれ落ちる。
ん?
1枚を拾い上げる。
砂時計形の布、片側の縁には血が付着。四隅からは紐が垂れていて…………。ということは俺が今持っている部分は……。まじまじと見つめ、はっとする。
アウト!アウトですよ、これはいかん。
そう言えば、紐パンって言ってましたね、ではなく!
もう1枚を拾い上げる。こちらはコルセット?それにしては柔らかい。何といえばいいのかな、アンダーバストからウェストに着用する感じの下着。
バストを下から支えてウェストをしめるのだろうか。
背中側が血でべっとりである。
「ツェツィリー、下着は君が洗濯しようか」
俺はツェツィリーちゃんに下着2枚を渡した。
「す すみません」
ツェツィリーちゃんが顔を赤らめる。
とりあえずつけ置きさせつつ、2人でブーツと籠手についた血を落としていく。
「ツェツィリー、ちょっと洗濯しながら話をしようか。外に出てみたけどどうだった?」