聖女ちゃんとお家へ帰る。
と言うわけで、練乳たっぷりの『ごろごろいちごミルク』かき氷を堪能させたのである。
「ごちそさまでした」
「はい、ごちそうさまでした」
一息つけた。
さて、スーパーの『Life』行って食材買って帰るかー。先に買うモノちょっと書き出していくか。
「ツェツィリー、食べ物買って帰るけど、夕飯って何か食べたいのある?」
「きょうは もう たくさん たべた」
んー、氷だからなあこれ。後でお腹すくと思うけど……。
違うな。そもそも寝る時間が違うのか。夜中まで起きてるような生活してないよな。
「そうか。まあ、軽くつまめるものと、どちらにしろ明日の朝食の食材を買わないといけない」
「はい」
えーと、パンはまだあるからレトルト系の簡単な食材と、野菜と……あー、ハブラシとかも買わなきゃいけないのか。
他にも色々必要だが……まあまた出るのも面倒だし、時間も足りない。また今度にして『Life』で買えるモノだけにしよう。
と『はいむる珈琲店』を後にし、買い込んだ食材や衣服などを抱えて、アパートへと戻るのである。
ガチャリ。とアパートの鍵を開ける。
「おじゃま します」
後ろでツェツィリーちゃんが呟いた。俺は玄関の中に荷物を運びながら、振り返って言う。
「違うよ、ツェツィリー」
「ちがう?」
「お邪魔します、じゃなくて。ただいま、で良い」
ツェツィリーちゃんは嬉しそうに微笑んだ。
「ただいまっ きょーすけ」
「おかえり、ツェツィリー」
「おかえり なさい きょーすけ」
「うん、ただいま、ツェツィリー」