聖女ちゃん喫茶店に入る。
秋の桜子さんから
またツェツィリーちゃんのイラストを貰ったよ!
Picrewの「かわいい女の子メーカー」でつくったよ! https://picrew.me/share?cd=tyFCCQJWIJ #Picrew #かわいい女の子メーカー
ナマコTシャツw
ヽξ˚⊿˚)ξノかわいい!
商店街を抜けて北へ。スーパーの『Life』とかあるあたりだ。こっちまで来たし、夕飯の材料は後でここで買って帰るとするか。
五反田方面へと抜ける道ぞい、民家の立ち並ぶなかに、一軒の喫茶店『はいむる珈琲店』がある。
席数が15程度の小さな喫茶店。この店のウリはラーメンとかき氷である。
……それでいいのか『はいむる珈琲店』。
「ツェツィリーのいた国で休憩の時ってどんなもの食べたり飲んだりしてた?」
店に向かう道すがら尋ねる。
「へいみん しごと おなかすく ぱん たべ わいん のむ」
「うん」
「きぞく ちゅうしょく しない おかし たべ おちゃ のむ」
「お茶はどういうの?色とか」
「あかい」
紅茶なのかな。話によると、コーヒーは無さそう。ツェツィリーちゃんの教会は海の神で、塩の専売権を持っていたらしい。
大地母神の教会もあって、そちらはパンの専売権を。
教会は富んでいるが、塩気のある味のお菓子だったと。日本だと煎餅的な感じだろうか。
甘味はパンに干し果物や蜂蜜を練り込んだモノが祭の際に供されたとか。
砂糖は王侯貴族の元で使われたモノを何度か食べたことがあると。ふーん。中世ファンタジー世界って感じだね!
「甘くて冷たいお菓子は?」
「そ そんざいは しってる」
「あは、食べさせてあげる」
「きょーすけ すごい」
店に入ると、主婦が一組と大学生と思われる男女が一組、位置的には『星薬科大学』の生徒かな?
みながなんとなしにこちらを見て驚きに動きを止め、はっと目を逸らす。
店の奥、厨房が良く見えるテーブルに座らせる。
「頼んじゃうね。ホットの紅茶とコーヒー、それとかき氷を、んー、『ごろごろいちごミルク』で」
俺が注文した後、ツェツィリーちゃんが呟いた。
「かきごーり の ごろごろ いちごみるく」
「うん」
「ぜったい つよい おいしい」
と言うわけで、感想欄の秋の桜子さんのリクエストを受けてかき氷のおいしい店に行くのであった。