聖女ちゃんは麺を選ぶ。
先週末体調不良でちょっと更新あいてすまぬー。また大体毎日更新していくようにします。
順にトイレに入り、顔を洗い、着換える。ツェツィリーちゃんは朝のお祈りもする。
窓を開ける、良い天気だ。
梅雨の前、初夏は昔なら爽やかな天気というイメージであったが、今は暑いと変わっている気がする。この時間でこれだと昼は汗が出る天気だろう。
さて、料理をしよう。
「ご飯と麵どっちがいいー?後はパンか」
「このせかいは ぱん あまり たべない?」
ツェツィリーちゃんが尋ねる。
食べてるけど。んー……そう言う意味じゃないな。
「食べるけど主食ではないな。この国はご飯、お米が主食だけどパンが主食の国もあるよ」
「きょーすけ もっと おこめのがよい?」
「いや、俺麺類好きだし。ツェツィリーこそパン少ない?」
「だいじょぶ きょーすけ おいしい」
……おう。なんか違う意味に。俺は台所を覗いて言う。
「まあ、食べたいのあったら言ってね。えーと、今有るのはパスタと食パンと冷たい麵かご飯か……」
「つめたいめん!?」
ツェツィリーちゃんが目をキラキラさせて手を上げる。
「つめたいめん たべたい」
「おう」
そういうことになった。まあ素麺なんだが。
「冷たい麺料理って食べたことない?」
「ない」
こくこくとツェツィリーちゃんが頷く。
あー、そうか。冷たい麺料理って存在しないか。麺を水で冷やす訳だから、きれいな水が豊富に無いと出来ないんで、昔から素麺や蕎麦がある日本がおかしいんだよな。
イタリアでも冷製パスタ出来たの現代だしねー。