聖女ちゃんおやすみ。
さて、風呂である。
つまり転職タイムである。
昨日の夜せっかく賢者に転職したというのに、朝イチにはもうダメだったからな。まあ同衾してきたツェツィリーちゃんが諸悪の根源な訳だが。
賢者を堕落させるのだからやはり聖女じゃなくて性女……。
バカなことを考えつつ服を脱いで洗濯籠に入れていく。
服を脱ぐと、転職の準備は万端だ!と言いたげな体の一部が目に入る。……うーむ。
俺は熱気のこもる浴室へと入り、まずは儀式に勤しむのであった。
「ふぃー……」
賢者となった俺は汗を流し、ゆっくりと浴槽にてため息をつく。
まああれだ。昨日の失敗は出た後にもう一度儀式を行ってしまった事であって、さすがに今日は大丈夫である。
「……ふぁぅ」
あくびが出る。……寝よう。
ざばりと上がってタオルで身体を拭い、寝間着に着換えてそっと部屋を覗く。
電気が着けっぱなしの部屋の中、ツェツィリーちゃんはベッドの端に横たわり、すうすうと寝息を立てていた。
たわわな果実がゆっくりと上下している。
俺は流しで水を飲み、電気を消す。
新しく買った枕をベッドに並べて布団に入る。ツェツィリーちゃんがごそごそと頭をこちらに近づけてくる。
やっぱり気付くのか。
「…………ゆかで ねようと しない えらい」
ツェツィリーちゃんが呟く。
「捕まるからね」
にまりと笑われた気配がする。
「むふー おやすみ きょーすけ」
「おやすみ ツェツィリー」
ちょんと鼻同士が当たって気配が隣の枕に離れていった。
第二部完!2日目完ですね!
9万字になりました!やー、何も考えずに書けるの凄い。
さて、また1週間位お休みを頂いて、地図と写真をあげてからの連載再開って感じになるかと思いますのでー。
皆さまよろしくお願いいたします。
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昨日からエッセイを投稿しております。
『なろう用語の基礎知識』ってやつ。辞書ですね!
これも毎日更新しますのでぜひよろしくー。10万字くらい予約投稿してますのー。