聖女ちゃんお風呂の用意。
ともあれ俺も眠いし今日はさっさと寝てしまおう。
「えーと、お風呂か」
「おふろ!」
「お湯ためてるから先に歯を磨いちゃって」
「はーい」
ツェツィリーちゃんがとたとたと洗面所に向かい、俺は浴槽にお湯を張る。
さて、お湯がたまるまでの間に。
俺は洗濯物を取り込み、寝間着にしていたなまこTシャツと今朝まではいていたトリンプのおぱんつ、それとブラトップを取り込む。後は寝間着のズボン。彼女の着替えを一式まとめておく。
んでその上にタオルと。
しゃこしゃこしゃこしゃこ。
洗面所からは彼女が歯を磨いてる音が響く。
後は……ドラッグストアで買ってきたものを袋から出してと。秘密兵器を取り出すのである。
……いや、ただのヘアコンディショナーだけどね。
さすがに男とは違ってシャンプーだけって訳にはいかんだろと思って買ってきた訳だがどうだろうかね。
口をすすぐ音が聞こえ、ツェツィリーちゃんがこちらへやってくる。
「は みがいた」
「うん、風呂見てくるからちょっと待ってて。あ、着替えはそこね」
「きょーすけ ありがと」
風呂場へ。お湯は良し。シャンプーを入り口側に置いておく。
「入っていいよー」
ツェツィリーちゃんが着替えを持ってとたとたやってくる。
「じゃーまあ、髪を洗うとき呼んでね。んでこっちに背を向けてるんだよ?いいね?」
「わかった ……みてもいいのに」
「良くありません!」