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聖女ちゃんをダメにする。

 という訳で小山台高校の脇を抜けて再び駅前へ。

 武蔵小山駅の駅ビル、正式名称『etomo』は駅のホームが地下2階、改札が地下1階であり、地上3階建てと駅ビルにしては小さい。商店街に気を使ったのかね?よく知らないが。


 建物に入るとツェツィリーちゃんがひくひくと鼻を動かす。


「いいにおい する」


「うん、何か食べたい?」


 確かに入り口付近にはパン屋の『ドンク』、ドンクの焼きたてクロワッサン専門店『ミニワン』、花屋の『ボンマルシェ』など並んでいるので良い香りがする。

 ツェツィリーちゃんは笑って首を振る。


「まだ おなか すいてない」


 そりゃそうか。

 奥の無印良品へ。店の名前は正確には『MUJIcom』っていうのか。駅ビルとかの店舗面積狭めのところはこういう名前だったりするよね。

 店内を眺めていく。

 ツェツィリーちゃんは店内の雑貨など色々と気になるようだ。


 無印は良くも悪くもデザインがシンプルだからなぁ。

 お洒落可愛い系の文房具屋とかだとまたさらにテンション上がるのだろうか。


「あ」


「きょーすけ どうした?」


 そう言えば無印良品と言えばコレですよね。

 『人をダメにするクッション』である。要はビーズクッションだ。


 家のアパートは狭いからちょっとこれはデカいし、値段も本体価格1万円と安くないからちょっと買いたくない。

 今なんでもないと言えば気付かれる事も無いが……ないのだが……。


「ツェツィリー、ここに君をダメにするクッションがあるんだ」


 やっぱり座らせたいよねぇ!

 

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― 新着の感想 ―
[一言] 次回「聖女ちゃんをダメにする京介」
[一言] >やっぱり座らせたいよねぇ! そうですか。こんちくしょうめ。
[一言] これはアへ顔不可避
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