聖女ちゃん本を借りる。
ξ><)ξ昨日はちょっと忙しくて更新できず申し訳ないですー。
ちょっと今週は1日1話くらいになっちゃうかもです。すまぬ……。すまぬ……。
なるほど、聖女ってそういう学があるのだなぁ。とツェツィリーちゃんへの認識を改めた。
ぽんこつ聖女ちゃんでは無かったようだ。……まあ救世の聖女って言ってたしね。さすが聖女。
ツェツィリーちゃんと本棚から本を選んでいく。
「10冊くらい借りて行こう」
「そんなに かりられる すごい」
最大は20冊だったかな?
日本の童話だけではなく、『にんぎょひめ』などの海外の有名な作品も。
「はら……はらぺこあおむし」
「気になる?それも借りてこうか」
という訳でカウンターへ。先ほど笑っていた司書さんがいたので、会釈して話しかける。
「留学生で、日本語勉強してるんですよ」
「こにちはー」
「そうなんですねー、勉強頑張ってくださいね」
「ありがと ございます」
ツェツィリーちゃんが頭を下げる。
「しばらく、何度か絵本借りに来ると思いますのでよろしくお願いします」
と、こちらからもお願いしておく。平日昼間に何度も図書館使うことになるだろうからねー。向こうで変な噂される前にこちらから言っておく方が良いだろう。
俺はカウンターに絵本を置き、財布から目黒区の図書館の貸し出しカードを取り出す。
「なにそれ!」
ツェツィリーちゃんが俺の左手に抱きつき、右手のカードを覗き込む。
「図書館の貸し出し札だけど。絵のこと言ってるなら『さんまくん』」
「さんまくん かわいい!」
シルクハットを被ったさんまが小脇に本を抱えているイラストである。
……ひょっとして魚介類のイラストはかわいいと思うのだろうか。