圧倒的強者
100位以内か、しかし結構な成績になったな。
しかしここはどこだ?
改めて辺りを見回すとそこはどこにでもある生活空間であった。
机が置いてあり、椅子があり、テレビなどはないけど確かに生活していた痕跡はあった。
そして椅子は机を挟んで置いてあった。
どうやらここに座れということだろうか?
座ってみるがそもそもスライムなので置物という感じになってしまってる。
暫く待ったが人は来なかった。
椅子から降りようとした時体が動かなくった。
しまった!これは罠だったか!
「罠じゃないよ。これは。君が降りたらこの空間は使い道がなくなってリソースを他の奴が食いつくしにくる。それは避けたい。だから君の身体は止めさせてもらった。さて、なぜ呼んだかについて話させてもらおう。」
姿は見えない。目の前で喋っているのは確かなのだが。
「まず謝罪をさせてもらおう。すまない。うちの管轄の神が君を別の空間に飛ばしてしまってね。本来ならレベル上げをしていただろうに。」
圧がかかるというのはこういうことかと実感できる。
意思を強く持って動こうとも動けない。喋ろうとも喋れないのだ。
「まぁそんなこんなで君は通常のフィールドに送る。ではさよならだ。」
そしてイベントの時のように意識が一瞬消えた。
目を覚ませば草原であった。
変わらないように見えるが、そこかしこにスライムがいた。
どうやら最初の街の近くらしい。
圧倒的強者と出会ったが、あれに勝てるほどの力がなければ最後の勝利者になることは不可能だろう。
待っていろよ、俺はその景色を見てやる!
ステータス
スライム
Lv15
HP150
MP120
STR38
VIT415
INT22
MIND25
AGI2001
DEX5
LUK0
固有スキル
瞬食Lv2 飽食Lv2
無限の胃袋ー
スキル
物理無効ー
触手Lv5 吸収Lv2
スライムのステータス。
終わりそうな雰囲気ですが終わりません。
次話、新章突入!