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やっぱり、たまトマ丼が好き

挿絵(By みてみん)

 私の好物の一つに、卵とトマトの炒め物がある。中華料理で、西紅柿炒鶏蛋シーホンシーチャオジーダンというものだが、これは数年前にたまたまネットサーフィンをしていて知ったものだ。聞くところによると、中国に滞在する日本人ビジネスパーソンのほとんどがハマりまくるもの、らしい。

 少なくとも、好き嫌いやアレルギーなどの問題がない限りは。


 さて、夕食作成タイムだ。


 まずは、中華スープの素で味付けした溶き卵を炒めてスクランブルエッグにする。卵を取り出し、トマトを炒める。ある程度炒めたら、先ほどのスクランブルエッグを加えてさらに炒め、塩コショウで味を整えて、完成。

「いただきます」

 それ以来、私は少なくとも、週に一回くらいはこの料理を作って食べている。近所のスーパーマーケットで卵とトマトを安売りしていれば、喜んで買い、喜んで調理する。それをどんぶり飯に盛り、「たまトマ丼」にする。いまだに飽きない。


 一週間、適当に過ごす。女友達と買い物に行ったり、一人で映画を観に行ったり。おいしい帯広豚丼のお店を見つけたし、好きな漫画や小説の新刊も買った。彼氏がいなくても、私は十分「リア充」だ。テュリャテュリャーテューリャリャーな一週間だ。

 

 今日の私は、中華風ではなくイタリア風でこれを作る。

 トマトはイタリア料理のシンボルだ。ならば、せっかくだからイタリア風の味付けで作ってみよう。

 まずは、溶き卵にアンチョビソースを少し加えて味付けし、スクランブルエッグを作る。炒め油はイタリア風らしくオリーブオイルを使う。フライパンからスクランブルエッグを一旦取り出し、オリーブオイルでニンニクとトマトを炒める。ある程度経ったら、スクランブルエッグをフライパンに戻して混ぜ合わせて炒め、バジルと塩コショウで味を整える。

 あらかじめ器に盛ったご飯の上に載せ、イタリア風「たまトマ丼」の完成。


 今の我が家はテレビが壊れていて観られない。修理に出そうと思ってメーカーのコールセンターに問い合わせたが、我が家のテレビは数年前に製造中止になり、修理に必要な部品の在庫もすでにないという。残念。

 しかし、わざわざスマホのテレビ機能を使おうとは思えない。地道に新たなテレビを買うための資金を貯めよう。


 さらに一週間経過。今日の夕食は韓国風の味付けのたまトマ丼だ。油はごま油を使う。卵は中華スープの素で味付けして炒めて、トマトをおろしニンニクと一緒に炒めるが、仕上げの味付けは塩コショウではなくコチュジャンだ。

 コチュジャンの量が適切だったからか、マイルドな味になった。しかし、ご飯の量が足りなかった。昼食で多く食べた分、足りなくなったのだ。


 明日は何を食べようか? さすがに二日連続でたまトマ丼を食べるのはしつこい。そろそろ食べ応えのある肉料理を食べたい。また、あの帯広豚丼の専門店に行こうか?

 私が敬愛しているお方も言っている。「とりあえず、うまいもんでも食って気晴らししろ」。余計なストレスを貯めないように、舌と胃袋を解放するのだ。まあ、あまり食べ過ぎは良くないけどね。

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