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僕と盲導犬のお話。

作者: 七瀬

 僕の名前は 「ケイタ」僕は産まれつき目が見えません。

 母親の話によると? 僕が赤ちゃんの時に大きな病気を

したせいで、目が見えなくなったと言っていました。


 でも? 僕は産まれつき目が見えないから? これが

当たり前のことだと思っています。

 目が見えなくても、たくさんの事が出来ます。目が見え

ない以外は正常だし。何処も問題はありません。

 いやいや? 頭が少し弱いかな? (笑)


 そんな僕の27歳の誕生日の時に 『両親』からプレゼント

をしてもらいました。


 【盲導犬】です。ラブラドルレトリバーの 「グラント」です。

彼は、訓練に訓練を重ねて合格した優秀な盲導犬です。


 僕みたいなやつでも、彼は僕の身の回りのことを精一杯してくれます。

僕も出来るだけの愛情を彼 「グラント」に注ぎます。


 彼とはいいパートナーです。僕にとってのこれからの人生のパートナー。


 グラントと僕の相性は最高にいいです。僕の気持ちを彼の気持ちを、

お互いわかるんです。言葉じゃない通じ合う気持ち。


 今までは、白杖はくじょう杖を持って、外を歩いていました。

でも? やっぱり、何かと危険が多い、1度車に轢かれそうになり

正直その時は、物凄く怖かったです。


 でも? 今はグラントが一緒です。彼と一緒に電車にも乗ります。

バスもお店にも、何処にでも行けるようになりました。


 彼と一緒なら? 僕は何処にでも行けるような気がします。

グラントは、本当にお行儀がいいんです。何処に行っても、

大人しくしています。子供に触られても、吠える事もなく、

怒ることもなく静かにしています。


 きっと? 僕の為に、グラントはいろんな事に耐えてくれている

んだと思います。言いたいことを言わず、ただただひたすら耐えています。

【僕の為】にです。


 確かに、訓練されてきた犬です。でも僕にとってはかけがえのない『家族』

です。だから家に居る時ぐらいは、ゆっくり好きにさせてあげたい。

 そういう風に思っているんですけど......?

 グラントにとって、僕の存在は、「この人のサポートをする」と教えられて

いるのか? 本当の意味では、僕に心を許してくれていないのかもしれません。


 それでも、僕はグラントの為に! 何かしてあげたい。何時も何時も、僕を

助けてくれるグラントに......。


 本当にグラントが僕のところに来てくれて、毎日幸せです。外に出る事も、

「怖い」が 『楽しい』に変わりました。


 僕の大切な 「パートナー」であり 『ヒーロー』です。

 グラント これからもよろしくな! こんな僕ですが、

 出来るだけ...1日でも長い時間を一緒に過ごそうね。




最後までお読みいただきありがとうございました。

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