シーニザー連合州国の艦艇とは
30年ほど前は元々余り艦艇に力を入れてなかったシーニザーは大きく世界に対して遅れをとっていた。一隻の軍艦を何千人もの人で操り、大昔の大戦のような形態を取っていた。
全体としてはベルカの影響を色濃く受けており、あちこちにベルカと同じような仕組みが取り入られている。中でも一番その国独自の規格が組まれ、特徴とされる船体はベルカ帝国とヒクセス共和国の合体したような形をしている。
初期の軍艦はヒクセス共和国から中古を買って運用していたが、ベルカからの記述提供により最新鋭の軍艦は二つの国がごっちゃになったような造形を持つに至った。“光波共震砲”のような仕組みを持つ“サーレンターレット”という兵装を主砲として持っている。これは空気中の原子と“サーレンターレット”内のエネルギーとを震わせ、高熱と膨張性を発揮させる、というもので命中すれば敵に大きな損害を与えることが可能となっている。
この膨張の際に連携して起きる空気の膨張は不安定な航空機を落とすための対空砲としての威力も十分に発揮する。基本ベルカで採用している規格と合っており何かあればベルカの兵器を使用することが可能となっている。
ただベルカと違いあまり大きな軍艦は作らない傾向にある。これはもしもの時にはベルカの《超常兵器級》を貸してもらえるという協定に基づくもので、それによって造船コストを抑えることが出来ている。




