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第7話:決着

拓の手に握らている大斧から火が吹き出した。

拓 「ダァァ!!!!」

拓は叫び声を上げながら大斧を下から上の迅に向かって振り上げた。

《ゴアァァァ!!!!!!!!!》

大斧から迅に向かって巨大な火柱が一本伸びた。


迅の目の前まで迫った時……迅は何時もの笑顔を浮かべた。


《ドァァァ!!!!!》

火柱は迅を吸い込んで少しずつ消えていった。

拓 「先生………ありがとうございました。」

その言葉には悲しみはなく、何かを決意を秘めていた。


拓 「そうだ!早く理沙の所に行かないと!!」

拓は雷の能力で移動しようとするが、

拓 「ガッハッ!!?」


突然足に痛みが走った。

拓 「グッ!ガッ!!ハァ!ハァ!」

息を激しく切らし自分の体の状態を考えた。

拓 《そうだ、足を酷くやられたんだったな》

軽く苦笑を浮かべながらふらつく足で立ち上がり家の方に一歩ずつ歩いていった。




玄関の前に見慣れた人影を見つけ拓は安心して

「理沙」と小さく呼んだ。

理 「拓?……拓!!拓!!!」

理沙は拓の姿を確認して声を大きく叫んだ。

そして、いつも通り抱き付いてきた。

倒れないようにふらふらの足で踏みとどまった。

理 「拓、拓、拓ぅ〜」

拓の胸の中泣きながら何度も拓の名前を呼ぶ。

拓 「ごめんな勝手に居なくなって。もう居なくなったりしないから、だから泣くな」

優しく理沙の頭を撫でる拓。

理沙は泣くのを止めて拓を上目遣いで見つめた。

理 「眠ってたら突然大きな音がなってビックリしてたら次は外で爆発するし、拓の部屋に行っても拓居ないし、私見捨てられちゃたのかな〜って思って泣きそうになったんだから!!」

それだけ言うと拓を思いっきり抱きしめてきた。

拓 「痛いって理沙。もう大丈夫だよな?」

理 「うん!!拓が帰ってきてくれたからもう大丈夫!!」

顔を上げて拓に微笑む。

拓 《ドキッ!!な、何だよこの気持ちは!!?》

顔を赤らめた拓は理沙から顔を背けた。

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