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群衆の中で人々はなにを思う?

作者: せと

電車の中から見る景色というものはなかなかに素晴らしいものであると思う。


とりわけ私が好きなのは電車の中から見る人々の動きだ。


他のレーンへと滑り込む電車、その侵入を待ち侘びる人、今にも発車しそうな電車に走って乗り込む学生、帰路を急ぐのか早足でホームへと歩く男性。何気ない光景ではあるが、果たして私はそれを意識してみたことがあっただろうか。


思うに、見える景色との間に「窓」という物質的な距離を持つことによって、私は普段気にすることもないことを意識できるのだ。人々は規則通りに動く電車に乗り、移動し、日常の一つとして生きている。


その一人一人に親がいて、夫婦がいて、子どもがいるかもしれない。早足で歩く人の歩く先には誰が待っているのだろうか。景色の一部である人にもそれぞれ色のついた世界がある。


電車が動き出す。私も群衆の一部となる。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

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