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サウナに入ったらサフレができた話  作者: 名塚玖壇
第1章 サウナとの出会い
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不思議な感覚

そして最後に露天エリアで椅子に座る。


ここでなんだかさっきまでと違う感覚に襲われた。


頭はすごいスッキリして、露天風呂のお湯の音だけはっきり聴こえてくる。


その内ふわふわとした感覚が身体中に広がってきて、身体と空気の境界が曖昧になっていく。


次の瞬間、頭の中で何かが弾けた。


それと同時に広がる恍惚感。


なにこれ、初めて感じる感覚。


1回目の時に『この感覚が味わいたくてサウナに入ってるんだ』なんて思ったけど、違う。あれじゃなくて絶対これだ。


そんな不思議な感覚に身を任せていると、気付いたらかなりの時間が経っていて、私が真似をしていた人はいなくなっていた。


それと同時にお腹が鳴る。


いつもはお風呂に入った後に家に帰って食べるんだけど、そういえばここに食事できるところもあったな、って思って今日はそこで食事をすることに決める。

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