はじめての喧嘩
北海道はまだまだ寒いなぁぁぁ!!
寒い寒い。
寒いけど頑張ります(。 ・`ω・´) キラン☆
絶対幸せにしようと誓ったあの日から、2ヶ月が経とうとしていた。そんなある日。
「どうしようなぁ.......」
と僕はとある店の前でそう言葉を零した。
1週間後、彼女の誕生日がやってくる。そのプレゼントを買おうとしていた。でも女の子が好きな物がイマイチわからない。
うーん...女友達に相談しようかなぁ
というわけでとりあえずこの日は帰った。
そして、誕生日前日に女友達を連れて店に来た。
「えっと、そいつは、その...ピンク系が似合うと思うんだけどさ、種類が多くてさ、選べないんだよな。」
僕の話を聞いてくれた友達は、とても可愛らしいピンクの星がついたストラップを選んでくれた。
色違いで、僕は青い星がついたストラップと一緒に購入した。
誕生日の日になった。のだが、僕は小鈴と会う約束をした時間を寝過ごし、慌てて待ち合わせの場所まで走っていった。目的地に着くと、小鈴が何やらソワソワしていた。
「ごめん!寝坊した!!」
「.......。」
機嫌が悪い。黙り込んでる。
「話、あるんだけど」
何やら不安そうに小鈴は言った。
「浮気、してないよね?」
浮気?
「え?してないんだけど?」
どういうことだ?
「これ」
小鈴がスマホを見せる。
そこに、昨日行った店に入っていく僕と友達が写っていた。
「じゃあこの女誰?」
「友達」
「じゃあなんでこんな店に入ったの!?」
冷や汗が止まらない。どうしよう。素直に答えるべきか?でも、今、言ったって喜んでもらえない。これはサプライズでやりたかったやつ。
「ねぇ、なんで、黙るの」
「.......ごめん」
「あたしのこと、嫌いになったの?」
「違う。大好きだよ」
「じゃあなんで」
弱々しい声になっていっている。
駄目だ、ちゃんと言おう。
「浮気者!!」
言おうとしたら、浮気者呼ばりされた。浮気なんて、してない。
「違うって言ってるだろ!!」
「じゃあさっさと理由言ってよ!!」
「もう、知らねぇ!!帰る!!!」
馬鹿だ。自分が悪いのに、小鈴のせいにした。でも、浮気者呼ばりなんて。浮気なんて、してない。してない。
幸せにしたかった人を傷つけた。でも、浮気者って言った小鈴も悪い。僕は、はじめて人とちゃんとした喧嘩を今日この日してしまったんだ。
「五月蝿い、五月蝿い、小鈴が悪いんだ」
僕は、他人のせいにした。
次の日、学校に行くと、何やら教室がいつもよりも騒がしかった。先生が深刻そうな顔で言った。
「えー昨日、小鈴さんが何者かに刺され、亡くなったとの事です。」
どうも、夜月桜麗です。今回、人との喧嘩を書くことに苦戦しました(^-^;
兄弟と喧嘩することはたくさんありますが、友達と喧嘩なんて1回しかしたことなくて.......これは経験不足ですね。すみません。