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異世界ちょこっと体験記  作者: ノア
3/17

第3話

本来昨夜の11:00頃に投稿する予定でしたが、寝てしまい。遅くなりました。当分は毎日更新で行こうと考えていますが、慣れるまで長さと時間が安定しませんが、良かったら読み続けていっていただきたいです。

うん、木の枝も手に入れたことだし、もう2.3体スライム討伐と行きますか!


とりあえず使い物になりそうにないローファーは脱ぎ捨てておく。


そういえば、さっきのスライムなぞの液体を噴き出す前に口みたいな部分ができたなぁ…あれを出した瞬間に横に逃げればもしかして攻撃回避できんじゃね?


スライムに近づくと…(口ができた)

今だ!


「よし!」

案外簡単に回避できたようだ笑笑


「慣れのために何回か避けておくか」

口ができる→回避→口ができる→回避→口ができる→回避→口ができる→回避

あれ…?スライムが縮んできた…

もしや?

回避→回避→回避→回避→回避…………


「ははははは」

スライムがどんどん縮んで行って核の球だけになった…

まさかスライムにこんな倒し方があったとは…まあ、RPGじゃこんな倒し方システムに組み込めないから知るはずもない、か。

さっき倒した二体は核を壊さなきゃ倒せないと思っていたから手に入らなかったがスライムの核、ゲットだぜ!


インベントリとか、収納魔法などは持ち合わせていないので、スライムの核はとりあえずポケットに入れておこう。


そんな調子で核を5個ほど集めたところで身体が軽くなってスライムの攻撃でただれてた皮膚がかなりのスピードで治り始めた。レベルアップボーナス的なやつか?と、そこで折角取ってきた木の枝を使えていないことに気がついたので、丁度レベルアップもしたようだし、次の獲物を探す。


「あ!」

鹿だ、鹿がいる。しかもスライム食っちゃってる。

「あのなぞの液体ごと食えるって、胃袋強えなあ」

そんなことを考えながら近づくが、鹿が俺の気配に気づいたようだ。

獲物を見つけた鹿はニヤリと笑うかのように歯を見せてきた。


「鹿のくせに肉食かよ!」

あの尖った牙は絶対肉を噛みちぎるためのものだろうな…

中学のころ行った修学旅行で東大寺の前にいた鹿はもっと可愛かったのになぁ…けど、30センチくらいの木の枝みたいなツノが綺麗でカッコいいなあれ。

「欲しい!絶対倒そう」

と、まだ一歩も動いていない鹿に向かって走り出し、右手にもった木の枝の折った時の尖った方を前に突き出す。が、やはり野生動物、横っ飛びで逃げられた。そしてすぐに体勢を整えた鹿は反撃にでた。


裸足でいたおかげで足の踏み付けがしやすくなっていたためにツノはうまく避け切った…が、腹の皮が切れた…なぜだ!

ちゃんとツノは避け切ったはずなのに…


不思議に思っていると僅かにだが、無風の草原に風の音がしている。もしかして…


草をちぎって鹿に投げると、ツノの周りをグルグルと回り始めた。


「はっはは、ずるいだろ…風の魔法か」


また、鹿は突進してきた。

さっきよりも大げさに避けて風の魔法ごと回避する。避けきれなそうだったのですれ違いざまに木の枝を鹿に刺すことで鹿の反対に逃げる力を生み出し、ギリギリで、さっき投げた草の通っている部分を回避する。


木の枝は大丈夫そうだが、右手にも切り傷ができてしまった…


痛みに慣れていないただの人間にしては傷が痛すぎる…だが、鹿は待ってくれない。


「あ、死ぬのか…俺は」


来て早々、しかも少し探索しただけでたかが鹿にも勝てずに…

「らぁぁぁぁ」

ザンッ!

「大丈夫ですか!?」


ああ、死んだのか…

あの爺さんが元の世界の神だから恐らくこの世界の女神さまなんだろう。青い髪をした青い眼の絶世の美少女が目の前に立っていた。


「あれ?フワフワした感覚がないし、傷もめちゃめちゃ痛いぞ?フワフワしてるのは女神様の…」

「きゃ、きゃぁぁぁ、大丈夫ですか?頭でも打ったんですか?」


死ぬんだなと思って手を前に突き出したら心配して覗き込んでいた女神様の胸を触ってしまったようで、心配しながらもすごく距離を取られた…悲しい…まあ、そんなことより助けてもらったようだしお礼が先だな


「助けてくれてありがとう。テルと言います。あなたは?」

「わ、私はミサーナです。そんな格好でツノカノシシ種に挑むなんて、死ぬつもりですか!」

「ごめん、まだこの辺に来たばかりで装備も知識もなくて、危険かどうかすらわからなかったんだ…」

「そうなのですか、この辺はスライムばかりですが、時々スライムを餌にするために森からツノカノシシ種が出てくるので注意してください」

「ありがとう。気をつけるよ」

「た、ただ、もし良かったらでいいのですが、魔物討伐でしたら私がご一緒しましょうか?」

「ほ、本当ですか?」| (ふふふ、ついに美少女が異世界案内をしてくれるのか)

「あ、でも俺、そんなに長くここにいれないみたいなのですが、それでもいいですか?」

「もちろんです。冒険者で同じ場所にとどまっている人の方が少ないですよ」


と、いうわけで一時的に仲間兼異世界ガイドさんができた。

俺は心の中で盛大にガッツポーズをした。

ヒロイン?の登場です。

名前が思いつかず、時間がかかってしまいました。昨日投稿できなかったのは7割ほどこの子のせいです。

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