第2話
昨日から書き始めた記念すべき第1作目ってなわけでして、文章は拙いですが、練習段階ですので改善点など有りましたら感想、レビュー、お願いいたします。
「さて、異世界と言ったらやっぱバトルとエルフ、獣人のハーレムだが、ちょっとしかいられないのにハーレムも何もないよなぁ」
「ってことでいざ!冒険でしょ!」
適当にその辺の草原を歩いてみると、
「あ!スライム発見!」
最弱のモンスターっていうくらいだから俺でも倒せるんだろうな…
「つーか、神様直々に異世界転移してくれるならもうちょい特殊チート能力とか、異世界の魔力が感じられる!いきなり無詠唱!とかねえのかよ…」
まあ、無い物は仕方がないか。
スライムはご存知の通り半球体のゼリー状のモンスターだ。透けて見える身体の中に核みたいなのがあって、よくある話ではあれを壊せば倒せるらしいが
「俺、剣すら持ってねえよ…神様!
まあ、最弱だしなんとかなるさ笑笑」
とりあえず蹴りを入れてみる。
うわ、ファンタジー感ゼロだな…ビチャビチャ言いながらスライムが転がっていったよ…
…………靴の先っぽが溶けた。
早速帰りたくなってきたな、おい。
通学用に履いてきてたローファーの先がなくなってサンダルになった。良さげの革わざわざ買ったというのに…
「あいつを生かしたままじゃ帰れねぇ」
俺は決意して革の残っている踵を使い盛大に踵落としを食らわせてやった。
「ちょっと力が湧いてきた。レベルアップって奴か?」
ジャンプしてみると明らかに今までより身体が軽い。
「よし、この調子で行けば少しの間でも強くなれる!」
そんな甘いわけがありませんでした。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!痛ってえええ!」
調子に乗ってスライムに攻撃をしようとしたらスライムが謎の液体を吹いてきたのが左手にかかって、肌がただれて火傷みたいな痕ができた。イラついたのでさっきと違う足で踵落としを食らわせてローファーを犠牲にスライムを葬った。
「一旦撤退。武器が無きゃ倒す毎に服が少しずつなくなってくぞ、これ」
とはいえ、この世界の通貨なんて持っていないわけでして、木に登って手頃な枝を折る。
「剣道とか授業始まったばっかだし、小さい頃からやっておけばよかったんだろうな…」
「つーか神様〜、俺もWeb小説の主人公達みたいにチート欲しいよ〜!それがダメならせめて案内の可愛い子をつけてくれよ…(で、できればエルフが、良いなぁ〜)」
内容的にも私も異世界初バトルでしたが、ファンタジー感が完全にありませんね。
読むのは主人公無双系は好きなのですが、書くなら凡人がコツコツ頑張る話が書きたかったので序盤は戦闘がとても地味です。よろしくお願いします。