表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

徒然超短編集

確定申告がゆく最終日編(二百文字小説)

作者: 神村 律子

 松子はフリーターである。


 彼女は税務署に何度か足を運ぶうちに確定申告の期限が三月十五日だと知った。


 意地悪のつもりで起業している友人の所に行った。


 友人は相手もできない程忙しかったが、松子はお茶を飲み、煎餅を貪った。


 ところが、友人は一向に申告書を仕上げようとしない。


 松子は忠告してあげようと思い、


「今日は確定申告の期限だよ」


 すると友人は、


「ウチは法人だから決算は八月なの」


 思わぬ展開に言葉もない松子だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ