表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/38

No.36 本気の魔改造始めました!

「おい、カルカン。守秘義務とはなんじゃ?」

「痛いにゃー……ヨウから垂れて来てるコーラがべたべたするのにゃ」

「質問に答えんかぃ!」


 カルカンを持ち上げていた手を放す。

 畳に落下したカルカンは尻餅をつき、お尻を擦っていた。


「カ ル カ ン!」

「あー、うるさいのにゃ。ヨウには内緒だから、ここが日本って話せなかっただけなのにゃ。力を封じ込める力場(・・・・・・・・・)都合で動いちゃダメなこともヨウだけには内緒なのにゃ。なので秘密厳守でお願いするのにゃ」


 妾とカルカンは暫し見つめ合う。


「カルカン、お主が話しておるのは誰かの?」

「ヨウなのにゃ。全く、ボケるには早いのにゃー」


 二人して「わっはっは」と笑い合った。

 アホの子が自ら暴露したことに気付いていないのは一先ず置こう。

 重要な点は「力を封じ込める力場」という情報。

 半ば封印されている状態なのかも知れない。


「のぅ、カルカン。ひょっとして妾がここに居る分には法則の男神も怒らんのでは無いのかぇ?」

「にゃー。宥める条件出すのも大変だったのにゃ。あ、これもヨウだけにはオフレコにゃ!」

「分かっておる分かっておる」


 なるほど。

 今までは法則の男神に遠慮してワガママも抑え気味にしていたが、そんな配慮は無用だったようだ。そろそろ妾も本気を出すときが来た。


「妾の時代がきよったな! もう遠慮なんかしてやらん! そうじゃ、ここを妾の国にするのじゃ! 名案だとは思わんか?」

「にゃー? そもそもヨウが遠慮した事実が前例に無いのにゃ」

「そうと決まれば早速注文じゃ。壁の魔改造をお願いするのじゃ!」


 茶室に似つかわしくないと思って無意識に避けていたが、妾がこの二畳間の中に居れば良い模様。壁の向こう側も、何だったら床も思いのまま。


「冷凍庫と電子レンジは絶対に必要なのじゃ。機械式立体駐車場の要領で2階部分をまるごと入れ替えられるようにもしておくれ」

「それを叶えたら封印されてくれるにゃ?」

「(数十年後に)検討はしようぞ」

「なら良いのにゃ~!」


 男たちがやってきて魔改造が成った。

 ついでに蛇口問題もそろそろ解消したい。


「おい、カルカンよ。蛇口の一つを水に変えよ」

「にゃ? だから取り換え不可の契約なのにゃ」

「ふむ。あのリーマンから貰った名刺に載っていた電話番号へかけてみるかの」


 受話器を持ち上げたら、すかさずカルカンが止めに入った。


「わ、分かったのにゃ」

「お主……何かあの男に後ろめたいところがあるのかぇ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
カ…カルカン…可愛いすぎるくらいにちょろいのにゃw ヨウちゃんの我儘がイイ!女の子は少し我儘なくらいが魅力的なのです。(李池的にはw)そして私推しなリーマン様の影がちらついて、更新が楽しみです!(≧▽…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ