2.『何で覚えているんだろう?』
5/11(日)の文学フリマ東京40で買った、坂下美冬さんの『何で覚えているんだろう?』というエッセイを読みました。
Xの告知を見てラベンダーの表紙の美しさに惹かれたのと、「試食販売中の事件ってなんだろう?」と気になったことがきっかけで購入しました。
坂下さんの中学生から社会人時代のことが綴られたエッセイでしたが、私が書いたのかと思うほど似ている箇所もあったのです。
◎「恋バナとの距離感」〜「水筒を投げないで」
坂下さんが小学生時代に男子と口喧嘩し中学生時代は同級生の男子が恋愛対象にならなかった話が「恋バナとの距離感」に書かれていて、「水筒を投げないで」には高校2年生になって人を好きになった話が書かれています。
私の経験談とは少し違いますが、似ている部分もあり、「書いたの私か?」と思ってしまいました。
ここからは自分の話になりますが、高校生の頃に数学の先生から「お前の30分はエロ本読む時間やろーが!」といじられて周りの爆笑をかっさらった男子や勉強しなさすぎて担任の先生から「あんた行くとこ(大学)ないよ!」と言われた男子を見て、アホやなあと冷ややかな目で見ていたのです。
私は高校1年生の秋に体育祭の応援団として活躍する男子バスケ部の3年生に一目惚れし、バレンタインにチョコを渡して(みんなにバレるのが嫌だったのと本人に手渡しする勇気はなかったので靴箱に入れた)卒業式に花束を渡したけれど、他校に彼女がいたことが発覚し告白する前にあっさり玉砕してしまいました。
……という過去の経験があり、「うんうん、わかるわ」と頷きながら読んでいました。