1.『いつでもちゃんと自分を思い出せる』
5/11(日)の文学フリマ東京40で買った、壁さんのエッセイ『いつでもちゃんと自分を思い出せる』を読みました。
なんとなく生きづらいなと思っていたことがあるのですが、その答えがわかり救われたような気分になったのです。
○反芻癖について
社会人2年目の頃、同僚から「そんなに考えてたら疲れません?」と言われたことがあります。
もちろん悪気はないですし、私の考え過ぎな性格に驚いての発言ではありますが
「考えすぎる私がおかしいのか?」
「そうは言われても考えてしまうものはしかたないんだ」
と思っていたのです。
この本をきっかけに反芻癖という言葉を知り、これって私だけじゃないんだと考えました。
恥ずかしながら反芻癖の読み方がわからず、「はん……なんだ?」とGoogle先生に聞いてしまいましたが。
○「どうにかしなければ」の連続
「先生に怒られないよう、どうにかしなければ」
「友達に嫌な思いをさせないよう、どうにかしなければ」
「私だけ彼氏いないし流行にもついていけていない。やばい。周りから取り残されないよう、どうにかしなければ」
私も学生時代から常に「どうにかしなければ」に囚われていましたが、社会人になってからも
「合わない同僚とうまくやれるよう、どうにかしなければ」
「上司に好かれるよう、どうにかしなければ」
と考えていました。
けれど合わない人とはどう頑張っても一生合わないし、意外と人生はどうにもならないことの方が多かったのです。
反芻癖と「どうにかしなければ」の話はまた個別にエッセイを書こうと考えていますが、このエッセイを読み、答えを教えてもらい救われた気持ちになりました。