095_侵食する魔法少女。
滲み渡る染み込む滴る漬け込む沈む沈む沈む潜って声を殺して息を潜めてひっそりと絶え間なく大量に押し寄せて打ち寄せて抱え込ませて波の下へ下へ下へ深く深く深く静かに抱きしめるように優しく微睡ませるように気が付かないように引き返せないように引き摺り込む深みに嵌らせる覗き込んだらならば覗き返していき魅かれるように魅く拘る足を絡め手に縋り背におぶさり頬を撫でる耳に囁く香りで惑わせ目にもみせる混ぜる混ぜる混ぜるぐるぐるぐるぐるひとつになるようにひとつにはならないように境目が渦巻きで模様になるようにしかして離れない離れられないくっつくことが気持ちが良いように快楽に堕としていくようにそれが心地よい痛みであるという錯覚を辛さに気が付かせないように絡みとり編み込み舐めしゃぶる粘膜を悪戯に接触させ触らさせわさわさとくすくすと気が狂うように狂わせないようにそれが真面であると正気の水槽であることを知らしめつつ誤魔化しつつ後戻りを許さずに斜めに進ませて迷わせて行き止まりで座らせて視線を空に虚空に向けさせて飛ばして落とす独りにしておいて飢えさせて飢えて水を垂らして縋らせて寂しさを楽しませそしてそばに添える寄り添む混沌が這い寄る無謀の仮面が素面を隠すように顕にさせて踊り踊り回る回る何も考えさせない思考を停止させる世界を止める螺旋で回していく中央に寄りを作る巻き取らせていく色が全てあり全て無色で黒く塗りつぶされてひとつのドットに光がありそこは無限の有限の涯に接続されはてへと至る。
魔法の中身を言語化しようとするとこうなるという話、支離滅裂ではないかというのには賛成wいや本当言語化はできないというかしようとすると破綻する、そこは隠しておかなければならないことであり隠さなければ何もできないということ。
幽霊の存在する理屈やら原理やらを言語化しようとすると同じような結果になる、やはり支離滅裂で意味不明、一体全体あたしは何者であるのか?と笑えるくらい。
意味がわからないものが、意味のわからないものになってしまったなら、それは何か意味しかないものに成り果てているのではなかろうか?
いやその理屈はおかしくないか?
どんどんおかしく、どんどんへんに、
なっているだけの話じゃないのかな?
わからないということがわかるという真理にも似た気づきを得たような、
得なかったからこうなっているというか?
知らないということが幸せにつながることもあるという、
凡夫な発言が飛び出てきそうではあるね
うらめしや。