表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
95/100

095_侵食する魔法少女。

 滲み渡る染み込む滴る漬け込む沈む沈む沈む潜って声を殺して息を潜めてひっそりと絶え間なく大量に押し寄せて打ち寄せて抱え込ませて波の下へ下へ下へ深く深く深く静かに抱きしめるように優しく微睡ませるように気が付かないように引き返せないように引き摺り込む深みに嵌らせる覗き込んだらならば覗き返していき魅かれるように魅く拘る足を絡め手に縋り背におぶさり頬を撫でる耳に囁く香りで惑わせ目にもみせる混ぜる混ぜる混ぜるぐるぐるぐるぐるひとつになるようにひとつにはならないように境目が渦巻きで模様になるようにしかして離れない離れられないくっつくことが気持ちが良いように快楽に堕としていくようにそれが心地よい痛みであるという錯覚を辛さに気が付かせないように絡みとり編み込み舐めしゃぶる粘膜を悪戯に接触させ触らさせわさわさとくすくすと気が狂うように狂わせないようにそれが真面であると正気の水槽であることを知らしめつつ誤魔化しつつ後戻りを許さずに斜めに進ませて迷わせて行き止まりで座らせて視線を空に虚空に向けさせて飛ばして落とす独りにしておいて飢えさせて飢えて水を垂らして縋らせて寂しさを楽しませそしてそばに添える寄り添む混沌が這い寄る無謀の仮面が素面を隠すように顕にさせて踊り踊り回る回る何も考えさせない思考を停止させる世界を止める螺旋で回していく中央に寄りを作る巻き取らせていく色が全てあり全て無色で黒く塗りつぶされてひとつのドットに光がありそこは無限の有限の涯に接続されはてへと至る。


 魔法の中身を言語化しようとするとこうなるという話、支離滅裂ではないかというのには賛成wいや本当言語化はできないというかしようとすると破綻する、そこは隠しておかなければならないことであり隠さなければ何もできないということ。


 幽霊の存在する理屈やら原理やらを言語化しようとすると同じような結果になる、やはり支離滅裂で意味不明、一体全体あたしは何者であるのか?と笑えるくらい。


 意味がわからないものが、意味のわからないものになってしまったなら、それは何か意味しかないものに成り果てているのではなかろうか?


 いやその理屈はおかしくないか?


 どんどんおかしく、どんどんへんに、


 なっているだけの話じゃないのかな?


 わからないということがわかるという真理にも似た気づきを得たような、

 

 得なかったからこうなっているというか?


 知らないということが幸せにつながることもあるという、

 凡夫な発言が飛び出てきそうではあるね


 うらめしや。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ