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094_敵はどこだ?魔法少女。

 敵なぞいない、それは君が見ている幻影に過ぎない、もしくは自分の中にいるだけのもの、ありていに言ってあなたは疲れていて狂っていてあなただけにしか見えないものと戦っている気になっているだけであるとか言われて、納得するような精神の持ち主には幽霊は見えないのではないかなというかいるもんね、普通に幽霊、祟られているわけであり、精神的な何某ではないのだよ、むしろ自然現象というか物理現象?気のせいではないという、これを懇切丁寧に納得するまで説明して、とりつく亡霊とか幽霊とか死霊とかはこれはまあ、珍しいという気がするけれども、これからのスタンダードである、と強く言い切ってみる、あたしです!


 周り回って不利益がデメリットが見えているだけで原因は自分自身であるという話はまあよくあることではある、無自覚に誰かを傷つけていた結果が、因果応報で戻ってきている場合もあるしそもそも誰も傷ついていないのに、なぜか最悪の状況に陥ってしまっているということもままあるわけでつまりは運が悪かったのよ、と、麗しの美女に紫炎とアルコオルの香りとのスリーマンセルを組まれて、斜め前から横顔を見せられつつ、言われてしまうようなこともあるのよね。


 まず対応としておすすめなのは諦めることね、次におすすめなのは諦めないこと、三番目にすすめるのは忘れてしまうことで、四番目は執念深く延々と忘れないことで、五番目はそうね、気が付かないふりをして目の前のお酒を飲んでしまうことね、そのまま眠ってしまえば、大体なんとかなるわよ、まあ、ならないのだけれども、なんとかなってしまう気になるので、そういう気持ちにさえなれれば、結構幸せに過ごせるんじゃないかしら?


 忘れさせれないというか、そもそも衝撃だけを突きつけていくような種族幽霊であるわけではあるのかな、というか、原因やら大元の何かがあるというわけではなくそのタイミングにそこにいたからという理由だけで憑かれてしまうので、まあ、悩んでも無駄なわけではあるのよ、ただただ運が悪かった、今世では巡り合わせが最悪であったということなんじゃないかな、来世に期待、いや来世がない場合もあるというか、幽霊に、お仲間になって仕舞えば、お手軽にやり直せるというかやり果てることができるのよね、ナカーマ!


 アミーゴ!とナカーマ!ってなんか似ているというか相似性があるからそういうような発音に寄せていった結果なんじゃないかな?ネットスラングも奥が深いね、深くない深くない?その返しも古いということを知っておいた方が良いんじゃないかな?


 一緒になって仕舞えば、怖いのであるならば、怖いものと一緒になって仕舞えば、実は全く怖くなくなるんじゃないかな、いやその場合ももちろんあるけれども、怖いものと常に一緒にいることで常に怖くなってしまうというとんでもない結末が待ち受けていることもまああるよ、うん、運が悪くないといいね。


 混ざり合って、恐怖と歓喜と、勤勉に怠惰をしていかないか?


 あたしと同じくに。

 

 うらめしや。

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