086_大災害と魔法少女。
魔法で災害を消し去ることはできるのか?という問いに対してはできなくもないという答えが返ってくるんじゃないかな?と思うわけなのよ、いやまあ、規模にもよるのじゃないか?という反論はあるのではあるけれども、意外と魔法というものは大規模破壊に対する救済になり得るというか、それを押し留めるくらいのポテンシャルはあるんじゃないかな?
じゃあ、過去の災害はどうなんだという話になるわけではあるけれども、それは間に合わなかっただけの話じゃないかということなんじゃないかとか、魔法少女がそこにいなかったから発生した災害であったとか、そもそも魔法がそこになかったからという話でもあるのかな?
その時その場所に魔法少女がいたならば災害は発生しなかったのではないかということなのであるならば、そこにそれがあったのは、魔法少女がいなかったからという理屈なわけなのよね、乱暴ではあるけれどもそうなのかもしれない。
ええまあ、どれだけの力があるならば大災害を、防げたのかという話になるわけではあるけれども、そもそもそこに魔法少女がいたならば、その災害は発生していなかった、もしくは小規模なものになっていたのではないかという疑惑があるわけで、いやなぜかな?世界が悲劇を望まないというか、自然ごときが魔法に楯突くものではないという、そのような法則が生まれている、んじゃなかろうかとか思うわけよ、いや何様であるかということなのであるけれども、こちとら、魔法少女様であるわけで。
運命の歪み歪み撓みえぐみとかまあそのようなものは、実のところ日々のえねみーによるうちなる何か、わざわいが小さなまま発散させているという話でもあるかもしれないとか、大きな悲劇を避けるために、日々の喜劇として費やされているエネルギーがあるんじゃないかなとか、それを引き受ける魔法少女側に、悲劇を寄せることによって、他の多くの人々の幸せを守っている、ような、因果関係の操作を魔法がしているのではないかとか、いやまあ、してるんだろうなぁと、小さな喜劇的な悲劇を積み重ねることによって、運の総量を操作している、世界をそのようにして守っているという見方もできるわけではあるのかなとか、やあ、まあ妄想の類ではあるのですけれども。
それでも発生してしまう大災害というものはあるのだろうなあと、万能ではないというか、実のところその大災害もさらに大きな大災害、超大災害が発生しないように、加減して現出している可能性もあったりするわけではあるのか、なとか、宇宙的な災害を回避するための、息抜きであるわけか、いやまあ、ありうる話ではある。
まあ、それでも亡くなるならば化けて出ればよろしい、幽霊生活もこれはこれで楽しいものであるよ。
うらめしや。