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071_成長する魔法少女。

 幽霊なのに?

 成長するのですよ、これがまあ、なんと、なぜならば?なんとすれば?驚くことに、驚愕の展開、驚天動地?古今東西、怪力無双、絶対無敵に元気爆発で勇気溌剌なファイト一発なのです、いや意味わからんけれども、とにかくすごい自信なわけですね。


 経験を積んでいける、学習をすることができる、のであるならば、死んでいても成長はできるということなんであるかな?とか思うんよね、いや、死んで覚えるゲーム的には有利やぞと、死なないし、少なくとも滅多なことでは、やり直しが可能であると言う意味では有利な種族なんじゃないかね?幽霊?


 普通の(?)幽霊だと何かに固執してしまってどうにもならないというか思考が凝り固まっているような感じになって、壊れたレコードのように同じところを繰り返し再生していくことが多いような気がするけれども、あたしは違うようではあると言うか、何かに取り憑かれていると言うことではない、自由な意思を持っているように見えると言うのが大事というか成長するために必要な要素であるのかな?


 いやこれが全く成長していないけれども本人というか本霊が勘違いしているだけであるという場合もままあるんじゃねーかなという気はする、昨日と何も変わっていない今日であるにもかかわらず、成長していないという事実を丸々と忘れてしまっているというか認識できていない、常に変化しているという意識だけがあるという感覚なんじゃねとか、こう、ループしていることの気がついていないという場合も、これまたありそうではあるかなとは思うんよね、いやまあ、自分自身については良く分かっていないという場合もあるんじゃね、とか。


 ただ、まあ、その辺りはどの自我もおんなじで、みんなどこかしら何かしら、周回を繰り返しているものではあるんよな、輪廻転生とかという立派っぽいお題目を唱えるまでもなく、意味やら価値やら気持ちやら思いやら歌やら話やら絵やら音やら光やら波動やら振動やら力やら、これらは回り回っているわけであり、どこまでも消えないしどこででも消えてしまうようなものであり、ああなんというか、大体は繋がっているんだよなとか、切れているように見えても、おおよそアナログなのであるなあとか、一体感とかグルーヴを感じていけよちぇけら?


 あんま変わんないのよ、死者も生者も怨霊も幽霊も、一様に価値があって価値がない、そんな感じで、悟りを開くというのはまあ違うわけではあるし、そんなもの開こうと思って開けるもんでもないし、開いたらそのまま閉じとおけというもんでもあるんじゃねーかなぁ、知らんけど。


 分かるかな?分かんねーだろーな?


 分からないということが分かると勘違いしていくことがまあ、成長なんじゃなかろうかな?とか、分からないものの代表である幽霊として、言ってみたりします。


 おめでとう、うらめしや。

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