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069_欠けた歯車な魔法少女。

 社会の歯車というのはそれはまあ抜けると噛み合わなくなるので大切なものであることは間違いなく、代わりがきくという意味合いでも正しいわけであり、一つでは何もできないということもまた正しいわけではあるけれども、幽霊には関係ないということもまた唯一の真実であるわけなんよね、いてもいなくてもどうにかなってしまう存在が幽霊です、いやほんと、まあ、魔法少女は今いなければならない、という意味合いで歯車ではありますがね、これもまあ、代わりはいるわけで。


 少なくなれば補充されるということはあるんじゃないかなとか、資源としてはリサイクルはできないけれども、ただただ消費されるだけなのかというとどうなのだろう、消費されるまでに、償却されるまでに元が取れるというか、さらに利益が得られるならば良いのではという、繰り返し使うよりは、一つ一つ新しくした方がトータルでコストが良くなるというものはこれはまあ、よくあるものではあって、それが特殊な職業でも言えるということなのではないかなとは思うんだよね。


 使い捨てにしているというか、期間が決まっているというのもあるんじゃないかなとは思うんだよね、いやまあ名称が魔法少女であるならば、少女でなければならないじゃないか?という純粋な疑問を解消する必要があるから、じゃあ、魔法少女はどうやったら引退するのかなという話になると、大体は、普通に魔法が使えなくなると引退する形になるんよね、存在が消滅するという極端な例もないわけじゃないけれども。


 延々と魔法が使えるなら実は少女のままであるという認識の改変というか、社会の方が世界の方が合わせてくれるというのもあったりするのよね、おん歳100歳くらいの魔法少女もいるんじゃないかなというかいるね、しかも双子という、レアキャラ、見た目本当に少女なんよね、ちょっとボケているけど、十分強いというか、ボケているからこそ、年をとることを忘れているという感じかもしれない。


 自分から引退することももちろんできるわけで、というか、そもそもなるときは半ば強制ではあるものの、そこまでブラックな職業ではないわけで、必然ではあるけれども運命でもあるけれども、偶然でもあるので、その辺りの因果関係は奇妙なくらい整合性をとって、落とし込まれていくんだよね、いやまあ、普通に殉職するような流れもあるんだけれども。


 まあ、自分幽霊なので、これ以上死なないわけです、概念が消滅する可能性は否めないわけではありますが、どうでしょうね?今まで自分が消えるということを実感したことはないですね、多分、人の世が続く限り存在し続けるんじゃないでしょうか?


 ワンチャン、幽霊という概念が消滅した場合に存在の危機になるのかな?


 世界は生きているものが歯車になって回っているわけで、じゃあ幽霊はどうなのかというと、どうにも引っ掛かりがないというか、真っ当には組み合っていないんじゃないかなとか、おそらくは、回る歯車の音とかノイズとかその辺りに位置している気がするわけで、気楽ですよ?


 うらめしや。

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