058_外れていく魔法少女。
元々最初から真っ当な生まれではないわけですよ、ええ、魔法少女としては、普通というかまあ、他の魔法少女は普通に少女が魔法の力を何かから得て変質していくものであるから、そこにマスコット?愛玩動物めいた不思議生物の関与というか、一つのクッションを置いてはいるけれども、生きている者からの地続きで行われる、まあちょっとした変身ものなのよね、そう、所属は明らかに現世側なのよ。
あたしは幽霊なのよね、幽霊の魔法少女、イレギュラーではあるのよ、大元の種族が人間ではなくて、種族幽霊なのよね、現世側ではなくて涅槃側、あの世側の存在なのよ、いやまあ、存在している場所自体は現世であるし、バリバリそこで活動しているから、現世といえば現世ではあるのかな?
オカルトよりなわけなのよね、いやまあ、魔法少女ほどには市民権がないというか、実在するとは思われていなかったものではあるのよ、霊能力者とかは、昔からいたわけではあるけれども、おおよそはインチキであったり、それほどの力を持っていなかったり、つまりは、霊の存在を客観的に提示することができなかったわけね。
でもその中で魔法少女が生まれたのよ、これはまあ、オカルト案件なわけね、何しろ魔法の原理とか理屈とかが、科学で全く説明ができないという、質量とかエネルギー保存とかの法則ってなに?という感じで、学者さん頭を抱えている案件なわけね、いや一応、その世界にはないエネルギーを高次元から持ってきているという説明は可能ではあるんだ、あの世が高いがどうかはわからないけれども?
話が逸れたような気がするけれどもまあ、いいか、そもそもまともなお話をするとか解説をするとか立ち位置を再確認するとかではなくて、時間潰しの雑談案件であるのであるからして。
ええ、逸脱しているのよね、あたし、最初から、なので、その行動も魔法少女らしさはあるものの、それっぽいというだけで、本質的には幽霊なのよ、恨んでいる祟っている呪っている、系?まあ、あたしは面白おかしく過ごせればそれで良いという未練を解消するという行動規範なので、そんなドロドロはしていないけど。
生きているものも大事ではあるけれども、死んでいるものも大事なのよね、というか幽霊仲間の方が親近感が湧いてくるような感じなのよ、そしてねえ、えねみーてどちらかと言いうと幽霊に近いのよね、そう、親近感は最初からあるのよね。
人工物か天然物かという違いがあるのかなとかも思ってはいたんだけれども、その辺りかなり曖昧なのよね、いや、明確に敵勢力が作り出したものはシステマティックというかデフォルメされている作り物めいているのだけれどもね。
ああ、まあ、何が言いたいのかというと、こう、えねみーと意気投合しました!こういうのもいていんじゃねーという納得がいったので!
だからまあ、ね、魔法少女にしてくれた的存在で、助言役のはね猫まーくん?
一蓮托生だから、色々諦めてくださいw