表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/100

052_仕置人な魔法少女。

 信じられるものは何もない、全てに裏切られてきた、人は必ず嘘をつく、だから私もそうする、という思考の流れは、まあわからないでもないのよね、というか、人間不信とか社会不信とか、疑心暗鬼とか、恨みつらみとか、が凝り固まって捻じ曲がって生まれたというか、存在を始めたというか、あの世に行き損なったものが、幽霊であるからして、いやあたしは結構例外ではあるのよ?


 恨みとか辛みとか永谷園やらやばたにえんとかそいういうのはないから、前にもいったような気がするけれども、まだまだ遊びたかったから、そのままこっちに残ったというのが真相であるし、ある意味未練はあるわけであるけれども、あと、遊び方が不穏ではないかなとか、魔法少女のマスコットであるところの、羽猫君がツッコミを入れたりはしているけれども、まあそこまで酷い幽霊ではない、悪霊かどうかと言われると、まあ、相手次第ではあるけれどもね?


 悪いことを考えている人にとっては結構な悪霊ではあるんじゃないかな?


 天網恢々疎にして漏らさず、ではないけれども、結構覗き見、聞き耳し放題であるし、幽霊仲間のネットワークで悪事とかは普通に千里を走ったりするのよね、いやこの種族でいると死人に口無しとかって全く意味をなさないということなのであるわけでして、卑怯というか、ずるいと言われても仕方がないような気がする?


 探偵にでもなれば良いんじゃないのかという、指摘は尤もでありまして、そういうふうに動いていることもあったりなかったり、いや、普通に幽霊は現世にそれほど影響を与えられないけれども、あたし、魔法少女でもあるのよね、普通に物理的に動けたりするんですよね。


 消えて浮かべて壁抜けできて電子的なデータも抜けて死んだものから話を聞けて、さらにはそのまま取り憑いて記憶をのぞくこともできる、とか、どこのチータですか?というくらいに違法改造された社会構成員なわけよ、いや、人権だけがないのだけれどもね?


 人に酷いことをされてその嫌な感情が凝り固まって、収縮されていって、復讐のためにえねみーになるというのは、結構普通にあって、でも、それが正しく、悪いやつに向かうことがまあ、少ないのよね、いや、まあ、えねみーが生まれた時に近くにいるのが悪者であることは多いのでおおよそ復讐は完成してしまう、ことも多いのだけれども、結構、記憶が落ちるみたいで、裏切られた、復讐しなければ!という気持ちだけが暴走して、無差別に暴れるとか、酷いことをするとかになるのよね。


 つまるところ正しく被害相応に、復讐させてしまえば、えねみーは自然に消滅するのよね!


 そういうことだから、因果応報?というやつかな?


 安心してね、あなたたちは、あたしが、迷わず成仏させるから!


 じゃ、ばいばいw

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ