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027_悪をなす魔法少女。

 灰汁は丁寧に取る方が美味しいというおばあちゃんと、あれは栄養素であり旨味でもあるのであまり取らない方が良いという義母さんと、とにかく美味しければ良いという旦那さん中で、早くご飯ができないかなという気持ちしかないお子様が困っていたりすると、ちょっといたたまれない気がします、私は素材の味が大事だと思っているので、煮炊きする必要のない食材が好きですね、ドカ食いも好きです、至りたいです、いやあれは身体にかなり悪そうではありますね、グルメとホラーって親和性が良いのでしょうか?


 裏飯屋、とか言えば、幽霊と食事を絡めることができるのか?オカルト飯屋ですね、何が入っているのか気になる感じではありますが、一口で昇天できますとかキャッチコピーが貼られてしまうと、ちょっとというかかなり、入店には躊躇してしまうわけではありますが。


 注文が多すぎるというのも不安にはなるものではありますね、なるほど、私が食材か?幽霊ってどこを食べるのでしょうか?魂?天ぷらにすると美味しそうではありますね、こう、ほあって、なって、ジューとなって、カリッとなって、もぐもぐ、本当に美味しいような気がします。


 茄子の灰汁という話ではないですね、はい、幽霊なんですよあたし、今更ではありますけれども、こう、ふわふわと、浮いて飛んで消えてすり抜けることができるんですけれども、意図せず、住居とかに侵入していたりするんですね、これって犯罪ではあるけれども、必要であることもあるんですよ、いやまあ、えねみーがひっそりとご家庭に入り込んでいたりするのでそれを人知れず退治するには、無断でこちらも踏み込むしかないわけでして、いや、退治しなければ良いのではという話でもあるんですけれども、なんとも、職業魔法少女であるが故のお役目というか、お約束という感じなのだそうですよ?羽猫まーくんの言うことには。


 超法規的措置が取られているという感じではあるんですが、これ、よく話し合ってみたんですが私には当てはまらないですよね、あれは人間を取り締まるものであるので、実のところ幽霊には当てはまらないというか、幽霊の実在を証明することができないので、適応することができないという、ことなんだって、へー。


 それはそうか?人権って、生きている人間のものだものなぁ、いやまあ、死んでも残る人権というものはあるみたいだけれども、死んだ後も結構好きに生きているというか元気に活動している幽霊を想定はしていない、だろうなぁ。


 基本それは気のせいであるとか、錯覚であるというか、思い込みに過ぎないものであるから、直接的に罪に問えるものではないという、みたい?


 権利がないし義務もない、あえていうならば自然災害に近い存在なんだってね、幽霊って、いやどうなんだろうその認識は?


 などと考えつつ、一家団欒にひっそりとお邪魔しつつテレビを眺めているあたしなのでありました、あ、えねみーはあとで消しときます。

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