016_ウラー盆の魔法少女。
本当に茄子の牛が大渋滞です!シャレや冗談ではなく、主要道路が各線とも紫で埋ってしまっていますね。
牛のあしは鈍くゆっくりであるとかなんとかではあるけれども、死者は加速度的に増えていくわけであり、とにかく数が違うのであろうなぁ。
よく考えたら、幽霊の先輩なわけか?敬う必要があるのかもしれない。
全く進まない茄子の牛に載せられれてうんざりしているのを見ると、もう少し賢くならないかなとかは思うね、毎年のことであるなら工夫が必要なんじゃないかとか、こう、時期をずらすとかできないのでしょうかね?
いや一斉にでなければならない理由があったりするんじゃないか?という予想はできるんだけども、こう伝統にあぐらをかいているのではなかろうか?惰性を文化と偽っている雰囲気はあるんじゃないかなとか、耳に痛いことを言ってみるw
そのうちに、移動するだけで一年くらいを必要とするようになるんじゃないかなとか、あの世にとどまる時間がとても減るんじゃないか?
なるほど、もしかするとあの世の住宅不足というか、スペースが足りなくなっているので、こうやって、外に放り出しているわけなんだろうかな?
それはそう、死者は減ることはなく、延々と増え続けるのであれば、あの世の混雑具合も分かろうというものである。
いやなんか変だね?こう幽霊には寿命がないんだろうかな?輪廻転生とかはどうなっているんだろう?
というかこれ本当に死者の魂なのかな?こう、なんとなく、一つ一つがあるというよりは、全体が一つの、こう、雰囲気というか現象である、みたいな、感覚に襲われるような気がする。
個性が感じられない、いやよく見れば、こちらが見ようと思えば、それはあるけれども、そうじゃなければ、渋滞している死者の群れという物にしか見えないような感じ?
これは大元は訪れた死者の魂という物ではあるけれども、そういうものをうちに秘めたというか核にした、そういう流れとか現象とかかたまりであるんじゃないかな、こう、分けることができなくなった、一つの、概念みたいな?
ともあれ、これをこのままにすることはできない!渋滞は迷惑であり、魔法少女的には解決しなければならない!……のかなぁ?
いや普通の人では解決できないと言われるとそれはそう、なんだけれども、茄子の牛が、あの世へ戻る霊の移動が、渋滞しているのを解消するのが、魔法少女のお仕事であるというのは、ちと無理があるようなないような?
そうゆうタイプのえねみーなのかぁ。
素直なので騙されてみる、では交通整理をしつつ、渋滞を緩和するために迂回路を提示してみよう!
いっそすぐに戻る必要はないんじゃないかな?とか、現世を彷徨くことを勧めるのも良い気がする。