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8,ossからの刺客

耳郎「面倒を起こしたな畑」


畑「はひっ…。」


 僕は畑。先日謎の組織ossに絡まれました。耳郎さんは一体何に怒ってるのかな?


畑「耳郎さん…何でそんなに怒ってるんですか?怨霊は消えたんだし一件落着では…」


耳郎「お前って奴は、ossを知らないからそんな事が言えるんだぞ!」


 耳郎が畑をいつものように叱っていると、ドアの前にお客さんが待っていた。

 トントン…トッ トントットントン

トットントットントンとリズミカルにノックしたが少し奇妙だ。


耳郎「モールス信号だ…」


畑「なんて?モールス?」


耳郎「畑…伏せろ!!」


 ドアの向こうからミニガンでドドドドドッと実に数十秒間続いた。


レオン「こちらoss第一課のレオンです。たった今八百万屋の殲滅が終了しました。」


 店の中は瓦礫の山ができていた。ガラガラ…と音がして腕がヒョコンッと出てきた。


レオン「まだ生きてたか…」 


 レオンがまたミニガンを撃とうとした瞬間耳郎が背後についていた。


耳郎「誰からの刺客だ」


 耳郎が短刀でレオンの首元に突きつけて言った。


耳郎「何故関係のない店まで壊した、お前の意見を聞かせろ…」


畑「なんとか瓦礫から抜け出せた。ひぃ…じっ耳郎さん!?」


 畑は見た。耳郎は冷たい…いや、冷酷な目をしていた。その目はいくつもの人間を殺してきたかのような目だと。


レオン「喋るものか…喋るならここで死ぬまでだ。」


耳郎「ほざけ」


 耳郎は服の中に隠していた鉄の鎖をレオンに巻き付け縛り上げ睡眠薬で眠らせた。


 数時間後…


レオン「んんん…ここは…地下?私は耳郎に捕まって…」


耳郎「おはようレオン。いや、三好玲音みよしれおんさん。君が寝てる間調べさせてもらったよ色々とね。」


レオン「だから何になるんだ?僕を縛り上げても仲間がもうすぐくる。」


耳郎「仲間?そんな者来るわけないじゃないか。ほら、君の上司に電話したから聞いみな?」


 任務失敗したのねレオン。貴方は今回の内容も聞かずに真っ先に耳郎のとこまで行ったわよね。しかもやられて縛り上げられるなんて、貴方の様な弱者はもういらないの。替えはいくらでもいるから。 


レオン「そんな…僕はまだ役に立てます。許して…下さいませんか。」


 今回の内容は耳郎と畑をossの組織に連れてくる事であって、八百万屋及び耳郎・畑の殲滅ではないのよ。貴方は必要ない命まで消しかけていたのよ、責任の重たさを知りなさい。


耳郎「だそうだ。で、どうする?見た所女の子だよね。それだったらやることは一つだね。」 


レオン「なっ…何をするんだ!?」


耳郎「勿論…この店の看板娘になってもらうのさ。」


畑「実は…耳郎さんと僕の二人で店をやっていたらどこぞの奥様がBLだと勘違いして広まり他のお客様がお店に入りにくいといった状況になっていましたので、こちらとしてはありがたいですね。」


耳郎「まずは店を直さないとな。」


 耳郎はスマホを取り出し電話を掛けた


耳郎「お前んとこの奴が店を壊したから1,000万程請求するからな、覚悟しとけ。」


レオン「誰に電話を?」


耳郎「さっき話したお前の上司だよ」


畑「僕もさっき聞いたのですが、耳郎さんとossの最高責任者の方は幼馴染だそうで…」


レオン「へ…」


耳郎「あー、そういう事で今日からよろしく」


畑「よろしくお願いします。僕だけじゃ耳郎さんの世話は難しかったので助かります。」


 このあと3人で店の掃除をしました。






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