14,衰弱と裏切り
ossに拐われた畑とレオンを取り戻すため基地に潜入した耳郎は二人の元に追いついた。
耳郎は元ossのNo,2だったことが判明した。
耳郎「俺がどんな気持ちで組織を抜けたと思ってるんだ。」
健「昔の事は昔の事、いちいち引っ張り出さなくてもいいんじゃないか?」
耳郎「…」
なんだろう、喧嘩しているようには見えないんだよなぁ。因縁って訳でもないような…と畑は思った。
健「そこまで根に持ってるなら久々にアレやるか?」
耳郎「上等じゃねぇか。」
耳郎と健は互いにポケットからある物を取り出した。紙のようなものだった。耳郎と健は交互にその紙を地面に思いっきり叩きつけた。
oss幹部A「なんて風圧…これが元No,1とNo,2のぶつかり合いか。」
oss幹部B「もう耐えきれねぇ…」
oss幹部C「諦めるんじゃねぇよ。」
幹部達がぎゃあぎゃあ言っているが畑とレオンからしたらただのめんこ遊びだった。
耳郎「ふんっ!」
健のめんこが裏っかわに…
健「はいやぁ!」
耳郎のめんこが裏に…
耳郎「いい加減諦めろよ」
健「お前が止めたら俺も止める!」
oss幹部からしたら大層に見えるらしいけど、一体何の辺が大層に見えるのだろうか。子ども同士がただじゃれ合っているようにしか見えない畑とレオンであった。
畑「耳郎さん」
耳郎「なんだ畑、今大事な戦いをしているから後にしてくれ。」
畑「めんこ遊びのどこが戦いなんだよ!」
健「耳郎、この辺で止めてことの事態を話そう。」
健はめんこ遊びを止めたら耳郎がその隙を見て健のめんこを裏側に返した。
今のossは、はっきり言って弱い。耳郎がossを抜けて早10日経った後だったかな。oss内では俺率いる健軍団と耳郎軍団に分かれていたんだけど、思ったより耳郎軍団が多すぎたせいか耳郎が組織を抜けるってなった日から続々と辞める者が続出したんだ。
しかも耳郎軍団はただでさえ頭の切れる野郎が天辺にいるもんだから部下も影響されてバカ強い奴らになってさ。そのせいでossの武力は75%は耳郎軍団で25%が健軍団っていう比率になったわけよ。
俺がボスになった時には、強いやつは皆辞めてこのまま続けていけるかどうか怪しくなったから、お前の部下を囮にしてお前をもう一度引きずり出しに来た。
耳郎「正直に話すな」
健「だから頼む!俺と一緒にもう一度ossを支えてくれないか。」
oss幹部達「俺達からも頼みます。」
健とoss幹部は泣いて懇願した。
耳郎「嘘泣きやめろよ…見苦しい。」
健「あれ…バレちゃったか。」
本来の目的は耳郎を連れてくることではなく、八百万屋を潰す事さ。同業者が居なくなれば俺達の地位も安泰ってわけよ。さっさとお陀仏しな。
耳郎「相変わらずひねくれた野郎だぜ。」
oss幹部がレバーを傾けると、耳郎達がいた場所がポッカリと穴が空き落ちてしまいました。
健「久しぶりに楽しかったよ、じゃあね耳郎。」
耳郎「…」
畑「落ちる〜!!」
レオン「キャー!!」
耳郎達はまんまと健の罠に掛かってしまった。耳郎どうする?




